「フッド」はマスキングと塗装です。どんどん進めます。

塗装順序は、黒→赤→デッキタン→外舷色グレーの順で吹きました。甲板上を細かくマスキングするのは難しいので、大まかにマスキングしてはみ出た部分や残った部分は筆塗りで修正することにしました。
外舷色は何も考えずタミヤの指定色XF-25ライトシーグレイを使いましたけど、かなり緑色の強いグレーで、なんか思っていたのと違う…。XF-80ロイヤルライトグレイのほうがよかったかも…。


上部構造物は細かく塗り分けると結構いい感じです。極小の面相筆でちまちま塗りました。艦載艇の色は参考にした作例や資料によってまちまちで、どれが正解かわかりませんでしたので、かなり適当です…。


このキットにアンカーが付いてないので、ピットロードの装備品セットから小艦艇用のアンカーを取付けました。少し大きめです。錨鎖甲板のモールドを一部プラペーパーで追加しました。


床面のリノリウム色等は筆塗りで。艦橋窓は0.4mm幅のマスキングテープを使いました。


下画像の探照灯台は左右に長過ぎるので、切り詰めて高角砲のスペースを確保しました。


前部艦橋を取付けて、それを基準にして煙突と後檣の高さを決めていきます。煙突は基部のレベルが違っていて煙突そのものも高いので、基部を削って高さがそろうように調整します。


後檣は0.5mm洋白線と0.2mm真鍮線で作りました。トップのヤードの位置が高すぎたので、画像の位置から少し下げました。


それぞれ塗装して、組み立てます。デリック等も真鍮線で作り直しました。


10.2cm連装高角砲は砲身があんまりの出来だったので、のばしランナーを2本貼り合わせたものに交換しました。



懸案だったスクリューの工作です。
0.5mm径プラ棒の先端をヤスリで削って円錐状にします。
0.14mm厚プラペーパーを2.0mm径ポンチで打ち抜き、中心に0.5mm径ピンバイスで穴を開けます。これをデザインナイフで6等分にしてスクリュープロペラにします。きっちり切り分けるのはなかなか難しいので、いつものように多めに作ってその中から形のそろったものを使用します。


接着はゼリー状瞬着を使いました。一応ピッチ角もついてます。塗装後に軸から切り離します。


台座は一部をラッカーのゴールドで塗装。


全体をアクリルのセミグロスブラックで塗装したあと、アクリルシンナーを含ませた綿棒等で塗装を剥がしてゴールドの下地を出します。


次回で最終回です。