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突然の幕切れ [1/2000比叡(未完)]

戦艦「比叡」のつづきです。


後部艦橋は後部主砲予備射撃指揮所と方位盤照準装置2基をプラ材でスクラッチしました。
DSCN9477.jpg

イソプロピルアルコールに20日間ほど浸けましたが変化がないため、あきらめて別の方法を試すことにします。表面にひびが入ってあとちょっとな感じですが…。
DSCN9471.jpg

ペイントリムーバー、主原料はアルコールとリモネンでできています。リモネンは柑橘系の外皮由来の成分で、爽やかなオレンジの香り…ならいいのですが、非常にきつい香りで、一度使うと2日くらい部屋が臭うので、あまり使いたくはなかったのですが背に腹は代えられません。船体にペイントリムーバーを塗り、しばらくおいて拭き取ります。
結果はわずかに塗装が剥がれましたが、十分な効果はありませんでした。
DSCN9468.jpg

最終手段です。ラッカーシンナーを使って剥がします。ラッカー系有機溶剤は臭いがキツいのであまり使いたくないのですが背に腹は代えられません。
強い溶剤なのでプラ本体に影響がないか様子を見ながら、剥がしていきます。
DSCN9473.jpg

これはいい感じに剥がれていきます。はじめからこうすればよかったかも。
調子が出てきたので、ぐっと力を入れて船体をつかんだら、ぼろっと…。
これはもうリカバリー不能です…。
DSCN9475.jpg

塗装を除去した表面をよく見てみると、プラ本体に細かな亀裂がありました。塗装表面の細かいヒビはプラ本体からのものでした。イソプロピルアルコールに長時間浸けたことにより、プラ素材が脆化したものと思われます。半日ほど浸けた船体パーツは何ともなかったので、短時間であれば問題ないようです。

キットについては、ところどころダメな所がありますが、修正次第では見違えるものになると思います。変に色気を出さずにそのまま作ればいいのかもしれませんが、少し剥がれた部分を確認してみると、塗料に下には精密なモールドが施されており、やはりこれを生かさないのはすごくもったいないです。
リベンジしたいのはやまやまですが、何が入ってるか外からわからないような仕様ですので、二度買おうとは思わないです。中身のわかる無塗装のキット状態で350円くらいで売ってたら買うかも。

というわけで、まさかの「打ち切りエンド」です!ぐえー!


otokozaka.gif
オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな
このはてしなく遠いモケイ坂をよ…

戦艦比叡を作る  未完
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hibiki

はじめまして。
私もイーグルモスの軍艦コレクションで同じ経験があります。
やはり中国製造で塗膜が分厚いものです。
ABSが混じっているせいか、薄め液に弱く、すぐに亀裂が入ります。
クレオスの薄め液漬け置きでは細いパーツがすぐ折れました。
同薄め液を用い、筆で慎重に作業すれば修復可能な範囲で
塗装落としができます。(それでも一部割れましたが)
by hibiki (2014-08-10 14:22) 

VAN

hibikiさま、はじめまして。当ブログにようこそ!

ああ、やはり同じような経験をした方がいらしたのですね。
ともあれ、今回はいい勉強になりました。この経験を他の人にも生かしてもらえれば、と思います。
by VAN (2014-08-11 22:41) 

だれ

残念ね
by だれ (2015-10-04 18:49) 

VAN

はい。残念でした…。
by VAN (2015-10-15 23:10) 

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