イギリス 42型駆逐艦を作る! [1/700英42型駆逐艦]
国後を作り終えたところで模型スイッチ切れるかな〜?と思っていたのですが、
不思議と模型作りのテンションは、切れることなく続いております。
このまま夏を乗り切れそうです。
現用艦船を作ります。イギリス海軍の42型駆逐艦です。
ここのところずっと大戦時の艦が続いていたので、
たまにはこんなのも作ってみたくなりました。
(出典:英国海軍ホームページ)
キットはドラゴンのモダンシーパワーシリーズです。
現用艦船のインジェクションキットとなると、日本の護衛艦、アメリカ海軍と、
せいぜいロシア海軍くらいです。そんな中でイギリス海軍の艦艇は貴重です。
もっといろんな国の艦艇を作ってみたいのですが、
なかなかインジェクションキットでは出ません。
中国海軍シリーズなんて1/700で出せば売れると思うのですが…。(仮想敵国担当として)
夏の暑さで相当頭がやられているため、そう頻繁に更新できないと思います。
ゴメンナサイ。
今回はダラダラ作ってみようと思います。
不思議と模型作りのテンションは、切れることなく続いております。
このまま夏を乗り切れそうです。
現用艦船を作ります。イギリス海軍の42型駆逐艦です。
ここのところずっと大戦時の艦が続いていたので、
たまにはこんなのも作ってみたくなりました。
(出典:英国海軍ホームページ)
キットはドラゴンのモダンシーパワーシリーズです。
現用艦船のインジェクションキットとなると、日本の護衛艦、アメリカ海軍と、
せいぜいロシア海軍くらいです。そんな中でイギリス海軍の艦艇は貴重です。
もっといろんな国の艦艇を作ってみたいのですが、
なかなかインジェクションキットでは出ません。
中国海軍シリーズなんて1/700で出せば売れると思うのですが…。(仮想敵国担当として)
夏の暑さで相当頭がやられているため、そう頻繁に更新できないと思います。
ゴメンナサイ。
今回はダラダラ作ってみようと思います。
船体の仮組み [1/700英42型駆逐艦]
英国海軍の42型駆逐艦は、1975年以降14隻建造された、
ミサイル搭載の防空駆逐艦です。
フォークランド紛争にも参加し、2隻が戦没しています。
現在まで英国海軍の主力艦でしたが、順次新型の45型駆逐艦に置き換えられ、
2014年までに全艦退役する予定となっています。
キットはフルハルとウォーターラインの選択式で、
手摺、レーダー等のエッチングパーツが付属しています。
デカールはD89エクセター、D90サウザンプトン、D91ノッティンガム、D92リバプール
から選択可能です。今回はこの中から、D92リバプールを作ってみたいと思います。
製作に着手します。
キットにバラストが付いていないので、船体の中に石粉粘土を詰めています。
甲板上の上部構造物に隠れる部分に、水分を抜くための穴を開けています。
仮組みしてみます。
兵装とマストがないと客船みたいですね。
いろんな艦艇と比較してみます。
上から、米海軍アーレイ・バーク級駆逐艦フライトI、海自むらさめ型護衛艦、
英海軍42型駆逐艦、旧海軍陽炎型駆逐艦です。
42型駆逐艦は、むらさめ型より小さく、全長は陽炎型よりやや大きいくらいです。
意外と小さいんですね。
これで現在でも英国海軍の主力を担っているのですから、ちょっと驚きです。
このように、時空を超えた比較が出来るのも、スケールモデルの魅力です。
ミサイル搭載の防空駆逐艦です。
フォークランド紛争にも参加し、2隻が戦没しています。
現在まで英国海軍の主力艦でしたが、順次新型の45型駆逐艦に置き換えられ、
2014年までに全艦退役する予定となっています。
キットはフルハルとウォーターラインの選択式で、
手摺、レーダー等のエッチングパーツが付属しています。
デカールはD89エクセター、D90サウザンプトン、D91ノッティンガム、D92リバプール
から選択可能です。今回はこの中から、D92リバプールを作ってみたいと思います。
製作に着手します。
キットにバラストが付いていないので、船体の中に石粉粘土を詰めています。
甲板上の上部構造物に隠れる部分に、水分を抜くための穴を開けています。
仮組みしてみます。
兵装とマストがないと客船みたいですね。
いろんな艦艇と比較してみます。
上から、米海軍アーレイ・バーク級駆逐艦フライトI、海自むらさめ型護衛艦、
英海軍42型駆逐艦、旧海軍陽炎型駆逐艦です。
42型駆逐艦は、むらさめ型より小さく、全長は陽炎型よりやや大きいくらいです。
意外と小さいんですね。
これで現在でも英国海軍の主力を担っているのですから、ちょっと驚きです。
このように、時空を超えた比較が出来るのも、スケールモデルの魅力です。
上部構造物の組立て [1/700英42型駆逐艦]
さて、更新が滞っている42型駆逐艦ですが、今日までどうしていたかというと、
ずっと資料写真とにらめっこをしていました。
実物の画像と組み立て説明書を比べてみたのですが、構造物の中間ステージなどを
カットアウトするような注意書きがされていますが、必要なかったり、
兵装その他の配置も、現在は短魚雷発射管がなかったり、とだいぶ違うようです。
おそらく組み立て説明書の方は、建造初期の姿を再現しているものと思われます。
作りたいのは現在の仕様の方なので、説明書の方はあまり見ないで、
実物の写真を参考にして作っていくことにします。
いろいろとわからないところもあるのですが、あまり悩みすぎると
手が止まってしまいますので、程々にして製作に取りかかっちゃいましょう。
上部構造物をブロックごとに組み立てます。艦橋部分は側面の舷窓モールドを削って
ピンバイスで彫り込みました。
煙突部はピンバイスとヤスリで開口。
他の部分も、いらないモールドや張出部を切除したりして、現在の状態に近づけました。
塗装前に基本色をプラ板に吹き付けてバランスを見ます。
甲板色をXF-63ジャーマングレイ、外舷色をXF-80ロイヤルライトグレイ、
喫水線以下をXF-69NATOブラックで塗ってみようと思います。
構造物同士の擦り合わせをよく行った後、とりあえず甲板色として、
XF-63ジャーマングレーを吹きました。
ずっと資料写真とにらめっこをしていました。
実物の画像と組み立て説明書を比べてみたのですが、構造物の中間ステージなどを
カットアウトするような注意書きがされていますが、必要なかったり、
兵装その他の配置も、現在は短魚雷発射管がなかったり、とだいぶ違うようです。
おそらく組み立て説明書の方は、建造初期の姿を再現しているものと思われます。
作りたいのは現在の仕様の方なので、説明書の方はあまり見ないで、
実物の写真を参考にして作っていくことにします。
いろいろとわからないところもあるのですが、あまり悩みすぎると
手が止まってしまいますので、程々にして製作に取りかかっちゃいましょう。
上部構造物をブロックごとに組み立てます。艦橋部分は側面の舷窓モールドを削って
ピンバイスで彫り込みました。
煙突部はピンバイスとヤスリで開口。
他の部分も、いらないモールドや張出部を切除したりして、現在の状態に近づけました。
塗装前に基本色をプラ板に吹き付けてバランスを見ます。
甲板色をXF-63ジャーマングレイ、外舷色をXF-80ロイヤルライトグレイ、
喫水線以下をXF-69NATOブラックで塗ってみようと思います。
構造物同士の擦り合わせをよく行った後、とりあえず甲板色として、
XF-63ジャーマングレーを吹きました。
作業再開 [1/700英42型駆逐艦]
塗装作業 [1/700英42型駆逐艦]
ヘリ甲板の取付け [1/700英42型駆逐艦]
上部構造物の取付け [1/700英42型駆逐艦]
引き続き船体の工作です。
喫水線以下をNATOブラックで塗装しました。
上部構造物を取付ける前に、甲板上にデカールを貼ります。
タイコンデロガ級の時と同じく、余白が少なく精細なのはいいのですが、
接着力が弱いので、マークセッターを使用しました。
上部構造物を接着して、特徴のあるレーダードームを前後2個取付けます。
煙突は上部をセミグロスブラックで塗装しました。
艦橋廻りはこんな感じです。
艦橋両舷のウィングの舷灯部分は、まずツヤ消し黒で塗装して、
その部分をマスキングして、最後にグレーで塗装しました。
本当はこの部分は内側に窪んでいるので、
工作に自信のある方はやってみるといいかもです。
次回からマストの製作に入ります。
喫水線以下をNATOブラックで塗装しました。
上部構造物を取付ける前に、甲板上にデカールを貼ります。
タイコンデロガ級の時と同じく、余白が少なく精細なのはいいのですが、
接着力が弱いので、マークセッターを使用しました。
上部構造物を接着して、特徴のあるレーダードームを前後2個取付けます。
煙突は上部をセミグロスブラックで塗装しました。
艦橋廻りはこんな感じです。
艦橋両舷のウィングの舷灯部分は、まずツヤ消し黒で塗装して、
その部分をマスキングして、最後にグレーで塗装しました。
本当はこの部分は内側に窪んでいるので、
工作に自信のある方はやってみるといいかもです。
次回からマストの製作に入ります。
マストの組立て [1/700英42型駆逐艦]
マストの組立て(2) [1/700英42型駆逐艦]
やっと前部マストが「ほぼ」組み上がりました。
組立て説明書には置き換えるエッチングパーツ番号が書いてあるのですが、
該当するものがありません。
仕方がないので、0.2、0.3ミリ真鍮線を使って自作しました。
ちょっと横桁が短かったかも…。
あとは後部マストといっしょにマスキングをしてツヤ消し黒を吹きます。
船体には、兵装を取付けました。
CIWSは、パーツのモールドが大げさすぎるので、銃身を真鍮線に置き換えました。
1/700では、バルカンも棒にしか見えません。
シーダート艦対空ミサイルと連装発射機です。
実弾は白のようなので、そのように塗装しました。
発射シーンの動画を見つけました。装填の仕方とか興味深いです。
最後はちょっとびっくりしますが…。
リンク切れにより削除(2011/10/29追記)
発射した瞬間、後ろに付いてるロケットブースターが外れて、
甲板の上を転げ回ってます。
ミサイル本体は海中にボチャン!なんでこんなことに…。
兵装を付けた状態。
大チョンボです。
相変わらず装備がよくわからないところが多くて、画像を探していたのですが、
最新の画像を見つけてしまいました。よりによってウィキペディアで。
Wikipedia - HMS_Liverpool_(D92)
それによると、艦の前後にある2つの大きなレーダードームは、
現在取り外されているようです。
キャプションを見ると"21 Sept 2009"とあるので、つい先週の撮影ですね。
大きな手戻りとなるので、取り外して付け替えることはしませんが、
最新の装備状態を再現したいという人は、
ドームの代わりに、パーツ番号B11を使用しましょう。
組立て説明書には置き換えるエッチングパーツ番号が書いてあるのですが、
該当するものがありません。
仕方がないので、0.2、0.3ミリ真鍮線を使って自作しました。
ちょっと横桁が短かったかも…。
あとは後部マストといっしょにマスキングをしてツヤ消し黒を吹きます。
船体には、兵装を取付けました。
CIWSは、パーツのモールドが大げさすぎるので、銃身を真鍮線に置き換えました。
1/700では、バルカンも棒にしか見えません。
シーダート艦対空ミサイルと連装発射機です。
実弾は白のようなので、そのように塗装しました。
発射シーンの動画を見つけました。装填の仕方とか興味深いです。
最後はちょっとびっくりしますが…。
リンク切れにより削除(2011/10/29追記)
発射した瞬間、後ろに付いてるロケットブースターが外れて、
甲板の上を転げ回ってます。
ミサイル本体は海中にボチャン!なんでこんなことに…。
兵装を付けた状態。
大チョンボです。
相変わらず装備がよくわからないところが多くて、画像を探していたのですが、
最新の画像を見つけてしまいました。よりによってウィキペディアで。
Wikipedia - HMS_Liverpool_(D92)
それによると、艦の前後にある2つの大きなレーダードームは、
現在取り外されているようです。
キャプションを見ると"21 Sept 2009"とあるので、つい先週の撮影ですね。
大きな手戻りとなるので、取り外して付け替えることはしませんが、
最新の装備状態を再現したいという人は、
ドームの代わりに、パーツ番号B11を使用しましょう。
マストの組立て(3) [1/700英42型駆逐艦]
レーダー類の取付け [1/700英42型駆逐艦]
更新が滞ってしまい、申し訳ありません。
製作に大ブレーキがかかっていたのです。それは何かと言いますと…。
艦橋上部に取付ける大型のレーダーです。
付属のエッチングパーツを組立て説明書の通りに組立てました。
船体に取付けてみました。何か違和感があります。
実物の写真と見比べてみると、エッチングのレーダーの高さが
かなり高いことがわかりました。形状も違うようです。
せっかく組上げて取付けたのに…。そのまま行くか、再び解体して組み直すか
3日ほど悩んだ末に、再度ばらして組み直すことにしました。
真鍮製のエッチングパーツを曲げたり傷つけないように慎重に解体していきます。
固着した瞬間接着剤もデザインナイフで慎重にそぎ落としていきます。
レーダー正面のメッシュは3段のうち、下の1段を切断して低くし、
面全体にカーブを付けました。これで実物にかなり近づいたと思います。
組立て説明書はあまり当てにならないんですね…。実物を良く観察しましょう。
その他のレーダー類も、支柱を0.5ミリ洋白線に置き換え、
プラ板でメンテナンスステージを追加しました。
ダビットも真鍮線で作り替えてシャープに。
右舷側にある大型のダビットはパーツにないので、1ミリプラ角棒で自作しました。
レーダー類を取付け、手摺も全て付け終えました。
手摺はキット付属のエッチングパーツを使用しました。
できるだけ失敗や無駄のないように、取付けましたが微妙に足りません。
ヘリ格納庫の上部だけ、別のエッチング手摺を流用しました。
いよいよ大詰めです。
製作に大ブレーキがかかっていたのです。それは何かと言いますと…。
艦橋上部に取付ける大型のレーダーです。
付属のエッチングパーツを組立て説明書の通りに組立てました。
船体に取付けてみました。何か違和感があります。
実物の写真と見比べてみると、エッチングのレーダーの高さが
かなり高いことがわかりました。形状も違うようです。
せっかく組上げて取付けたのに…。そのまま行くか、再び解体して組み直すか
3日ほど悩んだ末に、再度ばらして組み直すことにしました。
真鍮製のエッチングパーツを曲げたり傷つけないように慎重に解体していきます。
固着した瞬間接着剤もデザインナイフで慎重にそぎ落としていきます。
レーダー正面のメッシュは3段のうち、下の1段を切断して低くし、
面全体にカーブを付けました。これで実物にかなり近づいたと思います。
組立て説明書はあまり当てにならないんですね…。実物を良く観察しましょう。
その他のレーダー類も、支柱を0.5ミリ洋白線に置き換え、
プラ板でメンテナンスステージを追加しました。
ダビットも真鍮線で作り替えてシャープに。
右舷側にある大型のダビットはパーツにないので、1ミリプラ角棒で自作しました。
レーダー類を取付け、手摺も全て付け終えました。
手摺はキット付属のエッチングパーツを使用しました。
できるだけ失敗や無駄のないように、取付けましたが微妙に足りません。
ヘリ格納庫の上部だけ、別のエッチング手摺を流用しました。
いよいよ大詰めです。
仕上げ [1/700英42型駆逐艦]
統べよ!ブリタニア! [1/700英42型駆逐艦]
できました!
デカールを貼って、マストに英国海軍旗を揚げて完成です!
英国海軍 42型駆逐艦 BATCH2 D92 H.M.S. リバプール
ROYAL NAVY TYPE 42 DESTROYER BATCH2 D92 H.M.S. LIVERPOOL
手摺は、キット付属のエッチングパーツをそのまま使用しました。
やや大振りで目立ちすぎです。それゆえ仕舞いのいい加減な部分も目立ってしまいます。
余裕のある方は、他社のエッチング手摺を使用してみるといいと思います。
海軍旗はデカールをそのまま使用しました。どの程度もつかは不明です。
船底も作りました。上にぽんと置くだけのお手軽仕様です。
銘板も作りました。インクジェットプリンターで印刷できる金色ラベルを使用しています。
拙い作品もなんとなくゴージャスに見えます!
やっぱり外国艦はいろいろ違いがあって面白いですね。
特に、マストの形状にお国柄というか、特徴が出るようです。
竣工を祝って祝杯をあげます。今回は奮発してジョニーウォーカーグリーンラベル!
ピートの香りが、遠き大英帝国へ心をいざないます。
やがてこの42型駆逐艦は、新型の45型駆逐艦に置き換わる予定になってます。
そしてさらに、クイーンエリザベス級航空母艦をを2隻建造する予定になっており、
英国海軍は新たなステージに入ろうとしています。
全ての海を制した在りし日のの英国海軍が復活するのかもしれません。
Rule Britannia !!
デカールを貼って、マストに英国海軍旗を揚げて完成です!
英国海軍 42型駆逐艦 BATCH2 D92 H.M.S. リバプール
ROYAL NAVY TYPE 42 DESTROYER BATCH2 D92 H.M.S. LIVERPOOL
手摺は、キット付属のエッチングパーツをそのまま使用しました。
やや大振りで目立ちすぎです。それゆえ仕舞いのいい加減な部分も目立ってしまいます。
余裕のある方は、他社のエッチング手摺を使用してみるといいと思います。
海軍旗はデカールをそのまま使用しました。どの程度もつかは不明です。
船底も作りました。上にぽんと置くだけのお手軽仕様です。
銘板も作りました。インクジェットプリンターで印刷できる金色ラベルを使用しています。
拙い作品もなんとなくゴージャスに見えます!
やっぱり外国艦はいろいろ違いがあって面白いですね。
特に、マストの形状にお国柄というか、特徴が出るようです。
竣工を祝って祝杯をあげます。今回は奮発してジョニーウォーカーグリーンラベル!
ピートの香りが、遠き大英帝国へ心をいざないます。
やがてこの42型駆逐艦は、新型の45型駆逐艦に置き換わる予定になってます。
そしてさらに、クイーンエリザベス級航空母艦をを2隻建造する予定になっており、
英国海軍は新たなステージに入ろうとしています。
全ての海を制した在りし日のの英国海軍が復活するのかもしれません。
Rule Britannia !!