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戦艦比叡をつくる! [1/2000比叡(未完)]

※注意:この制作記は未完です。(2014/08/11追記)

昨年末はろくに大掃除をしてませんでした。水雷艇も完成したし区切りもいいから、ちょっとだけ棚の整理をしようと思い、はじめてみるとどんどん収拾がつかなくなって、これはあかんと半分くらい手を付けたところで中止しました。VANです、こんにちは。


2,3ヶ月前の話ですが、1/2000「フッド」を作ったあと、このスケールで日本の艦も作ってみたいなあ、と思っていたところ、こんなのを見つけました。
F-toysから出ているいわゆる「食玩(食品玩具)」で、グリコのキャラメルやビッグワンガムのようなオマケ付き食品です(例えが古いな…)。中に一粒だけガムが入っています。
オマケのキットは、全8(+?)種類の艦の中から1つが入っており、外から何が入っているか判別することはできません。
どんなものだろうと今回ひとつだけ購入してみたところ、戦艦「比叡」が入ってました。
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中には組み立て説明書、塗装済み半完成品キット、台座が入っています。
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ランナーを確認したところ、パーツがひとつ脱落してます…。気付いたのがガム食べちゃった後なので、もう交換は無理かな…。仕方ないので自分でなんとかすることにします。
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船体も塗装済みなのですが、なんというか…塗膜がすごい厚い!モールドが埋まるくらいこってり塗料が乗ってます。
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おまけに買った時点で塗料が半乾きで、触るとまだ弾力がありました…。
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ここまでの時点で、かなり制作意欲を削がれてしまったのですが、気力を振り絞ってなんとか完成させたいと思います。
参考資料は、
大日本絵画刊 モデルグラフィックス2009年11月号 特集「エンサイクロペディアオブ金剛」
学研刊 歴史群像太平洋戦史シリーズ Vol.65 「決定版金剛型戦艦」
を主に使用していきます。
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大掃除の続きはこれを作り終えたらやろうと思います。
なのでできるだけサクサク作るつもりです。

上部構造物の工作(1) [1/2000比叡(未完)]

梅雨が明けてから暑い日が続きます。暑中お見舞い申し上げます。
ちょっと身の危険を感じるような暑さです。熱中症に十分注意してお過ごしください。


「比叡」の船体は分厚い塗膜に覆われていますが、よく見るとその下にはかなり繊細なモールドが隠れているようです。これをそのままにしておくのはちょっともったいないので、塗装はがして再塗装に挑戦してみます。
塗装の除去にはいくつかの方法があるのですが、今回は自動車の水抜き剤(イソプロピルアルコール)を使用した方法をやってみます。
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水抜き剤と船体が入るタッパーを用意します。水抜き剤はガソリン車用のイソプロピルアルコール99%以上のものを使用します。タッパーに船体を入れて、船体がかぶるくらい水抜き剤を注ぎます。後は放置すれば塗装がぽろぽろと剥がれ落ちるはず…。
7月19日の夜から浸け込みを始めました。船体上部と船底の2パーツを浸けましたが、船底パーツは塗膜が薄いためか、半日ほどで塗装が剥離しました。
船体上部の方は塗膜が厚いためかなかなか剥がれません。26日まで浸けて様子を見ましたが、一向に変化がないため、あきらめてタッパーから引き上げそのまま塗装しようと下準備を始めたところ、塗装表面に無数の細かいひび割れを発見しました。
この上から塗装しても剥離してしまう恐れがあるので、船体を再度タッパーに戻しもう少し様子を見ることにします。
お断りしておきますが、水抜き剤(イソプロピルアルコール)は高い揮発性と引火性がありますので、取り扱い時は良く換気をし、火気や熱源を遠ざけて使用してください。イソプロピルアルコールは医療では消毒等に使用され毒性は比較的低いですが、人によっては皮膚に炎症を起こすことがあります。取り扱い時はゴム手袋やトング等を用いて、できるだけ直接触れないように注意してください。 また、プラスチックの材質によっては、変形やひび割れを起こす可能性があります。大事なパーツの塗装剥がしを行う場合は、まず不要なパーツ等で試してから使用されることをお勧めします。


船体を水抜き剤に浸している間、他の部分を進めておきます。

毘式45口径36cm連装砲は、2番3番砲の8m砲塔測距儀カバーの下部分を削ります。
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96式25mm連装機銃は0.3mmプラ角棒とのばしランナーを2本あり合わせたものでスクラッチしました。
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艦橋構造物は遮風板や測距儀、探照灯、連装機銃等を追加してディテールアップしました。
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突然の幕切れ [1/2000比叡(未完)]

戦艦「比叡」のつづきです。


後部艦橋は後部主砲予備射撃指揮所と方位盤照準装置2基をプラ材でスクラッチしました。
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イソプロピルアルコールに20日間ほど浸けましたが変化がないため、あきらめて別の方法を試すことにします。表面にひびが入ってあとちょっとな感じですが…。
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ペイントリムーバー、主原料はアルコールとリモネンでできています。リモネンは柑橘系の外皮由来の成分で、爽やかなオレンジの香り…ならいいのですが、非常にきつい香りで、一度使うと2日くらい部屋が臭うので、あまり使いたくはなかったのですが背に腹は代えられません。船体にペイントリムーバーを塗り、しばらくおいて拭き取ります。
結果はわずかに塗装が剥がれましたが、十分な効果はありませんでした。
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最終手段です。ラッカーシンナーを使って剥がします。ラッカー系有機溶剤は臭いがキツいのであまり使いたくないのですが背に腹は代えられません。
強い溶剤なのでプラ本体に影響がないか様子を見ながら、剥がしていきます。
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これはいい感じに剥がれていきます。はじめからこうすればよかったかも。
調子が出てきたので、ぐっと力を入れて船体をつかんだら、ぼろっと…。
これはもうリカバリー不能です…。
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塗装を除去した表面をよく見てみると、プラ本体に細かな亀裂がありました。塗装表面の細かいヒビはプラ本体からのものでした。イソプロピルアルコールに長時間浸けたことにより、プラ素材が脆化したものと思われます。半日ほど浸けた船体パーツは何ともなかったので、短時間であれば問題ないようです。

キットについては、ところどころダメな所がありますが、修正次第では見違えるものになると思います。変に色気を出さずにそのまま作ればいいのかもしれませんが、少し剥がれた部分を確認してみると、塗料に下には精密なモールドが施されており、やはりこれを生かさないのはすごくもったいないです。
リベンジしたいのはやまやまですが、何が入ってるか外からわからないような仕様ですので、二度買おうとは思わないです。中身のわかる無塗装のキット状態で350円くらいで売ってたら買うかも。

というわけで、まさかの「打ち切りエンド」です!ぐえー!


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オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな
このはてしなく遠いモケイ坂をよ…

戦艦比叡を作る  未完
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