いろいろとすっ飛ばして海防艦「福江」なんとか完成です!

1/700 大日本帝國海軍 択捉型海防艦「福江」 (1943)
1/700 IJN ETOROFU-class escort ship "FUKAE" (1943)









各部詳細





以前に択捉型を改造して作った「国後」と比較してみます。


一番手を入れた平面形状の変更はこんな感じです。


反省点
プラ板とパテで船体と平面形状の変更を行いましたが、十分納得できるところまで突き詰めていません。表面処理の荒さが一部目立ちますし、船首楼側面のナックルが綺麗に出せませんでした。船首楼の幅も広いままなので、そこらへんを含めて、そのうち作る「占守型」で生かしていきたいと思います。

毎度のことながら、瞬間接着剤の仕上げがうまくないです。製作中に外れてしまうのが怖いので、つい多めにつけてしまうのがいけないのかもしれません。より少なめに、接着後の確認を十分に行うことが必要です。
甲板上の縞鋼板をポリパテを使って複製してみましたが、厚さが均一でないところがあり、接続部で段差ができてしまいました。もう少し、別の素材を追求してみたいと思います。タミヤから出ているタイガー戦車に貼り付けるツィメリットコーティングのシールのように、縞鋼板のエンボスを付けたシール状の素材があるといいのですが…。(ビッグビジネスの予感がする!)
今回は光硬化パテを積極的に使用してみました。きっかけは模型店で見かけた紫外線硬化接着剤で、原理は光硬化パテと同じではないかと思い調べてみると、ネットで同じことを考えている人がいたのでそれを真似してみました。紫外線は100円ショップの「マジックライトペン」を使用しました。ペンのキャップについているLEDライトの部分から紫外線を含む青色光を発します。蛍光灯の光だといまひとつ硬化しにくい感じだったのですが、薄塗りであれば5秒の照射で硬化し、作業時間の短縮になります。流動性が高く、薄いプラ材を変形・侵食することもありません。状況によっていろんなパテを使い分けると効率が上がりそうです。

涙滴型の浮標を作るのに苦労しました。既存のパーツを流用して代替しましたが、小物の製作精度を上げるのが今後の課題です。

今回はできるだけ船体の形状を実物に近づけるようがんばってみました。うまくいったところもあれば、だめなところもありました。これからもダメなところを少しでも減らしていければいいなと思います。


海防艦「福江」を作る! ー 完 ー

ということで、今年の完成品は4隻と3機でした。


本年の更新はこれで終わりです。今年も1年間お付き合いいただきありがとうございました。
良いお年をお迎えください。