気が付けば年末ですよ、年末。あと11日しかない!

「福江」は船体の塗装に移ります。

VANは「1/700スケールではリノリウム表現はそれほどこだわらない」派なので、いままでやってなかったのですが、今回は甲板上のモールドを全部落としてしまったので、この機会にリノリウム押さえのモールドを色付きのばしランナーで表現する手法を試してみたいと思います。
のばしランナーを作ります。サンドイエローのランナーは手元にありませんでしたので、デッキタン色と黄色のランナーを使ってみます。それぞれ0.1mm径相当ののばしランナーを作ります。


リノリウム甲板色の上に並べて色を比べてみます。
デッキタン色のランナーは彩度が低くてイマイチなので、黄色ののばしランナーを採用することにします



リノリウムの幅は規格で実寸約1830mmと決まっているので、あらかじめ甲板上にケガキ針で印をつけておきます。のばしランナーを塗装した甲板上に1本ずつ並べて流し込み接着剤で接着していきます。接着剤はハケを瓶の縁でよくしごいて、少しずつ流し込むようにします。大量に流し込むとのばしランナーが溶けてしまいます。
乾燥後、エナメルのレッドブラウンでスミ入れして接着跡を目立たなくします。


リノリウム甲板部をマスキングして外舷手摺を取付。軍艦色とハルレッドを吹きました。軍艦色はXF-54ダークシーグレイを使用しました。


上部構造物を組み立てていきます。兵装廻りの手摺はネット付きの物を使用しました。


羅針艦橋内部を作り込みました。天蓋を取り付けるとほとんど見えません。


ループアンテナはのばしランナーと0.1mm銅線で、機銃スポンソン支柱は0.3mmプラ角棒とのばしランナーでスクラッチしました。探照灯は75cmですが、該当するサイズのものがなかったので、ピットロード新装備品セットから90cmのものを使用しました。やや大きめです。


残りは甲板上の細かい装備品と、前檣後檣の工作です。


年末までに間に合うか!?間に合え!