今回は「ひゅうが」と「いせ」の相違点についてです。
結論から言うと、外観上の差はほとんどありません。
ただ細かい部分で差異がありますので、その部分を指摘してみたいと思います。

お断りしておきますが、比較する「ひゅうが」は2009年4月12日に見学したもので、
現状とは異なる可能性があります。
現在は「いせ」と同様の改修が行われている可能性があります。

艦首右舷側。「いせ」には錨見台が付いています。「ひゅうが」にはありませんでした。


後部煙突のアンテナケーブル用の電線管ルートが「ひゅうが」と違います。
「いせ」は下画像のように、艦首側壁面を垂直に上がっていますが、
「ひゅうが」は右壁面を立ち上がって、煙突上端でアンテナまで回り込むルートです。
アンテナ本体の位置はどちらも同じです。


前部煙突右側についているタブレットアンテナ(?)の張り出し方が違います。
「いせ」は斜めに上がってから横に伸びていますが(下画像)、
「ひゅうが」は垂直に立ち上がってから横に伸びています。


各所に設置されているM2機銃座。
「いせ」は基部に三角のプレートが入っている。「ひゅうが」にはありません。
画像上が「いせ」下が「ひゅうが」



艦尾、Mk41VLS。「ひゅうが」は四辺に立ち入り禁止の赤い注意表示があったのですが、
「いせ」にはありませんでした。 


飛行甲板左舷側を白く縁取っている構造物の外側の色。
「ひゅうが」は黒だったのですが、「いせ」は船体色でした。


艦内格納庫。エレベーターステージの四隅。
「ひゅうが」は黄色い注意表示でしたが、
「いせ」は白文字で"NO ENTRY"と表示していました。


消防車のヘッドライト。
「ひゅうが」の消防車は青色でした。なんで違うのでしょう?
2011年11月の時点では、「いせ」の消防車のヘッドライトは青だったそうです。(2012/06/24追記)


クレーン車。車種が違います。
同じ最大吊り上げ重量25tのラフタークレーンですが、
「ひゅうが」はコベルコクレーン㈱の「パンサー250」、
「いせ」はおなじくコベルコクレーン㈱の「パンサーX250」になってます。


相違点については以上です。

他にもたくさん写真を撮ったのですが、容量の関係上すべてをブログで紹介できません。
Flickrのアカウントを取得したので、近日中にそちらにアップしようと考えています。