SSブログ

DDH-182「いせ」を見てきました!(2) [見学記]

今回は「ひゅうが」と「いせ」の相違点についてです。
結論から言うと、外観上の差はほとんどありません。
ただ細かい部分で差異がありますので、その部分を指摘してみたいと思います。

お断りしておきますが、比較する「ひゅうが」は2009年4月12日に見学したもので、
現状とは異なる可能性があります。
現在は「いせ」と同様の改修が行われている可能性があります。

艦首右舷側。「いせ」には錨見台が付いています。「ひゅうが」にはありませんでした。
DSCN2613.jpg

後部煙突のアンテナケーブル用の電線管ルートが「ひゅうが」と違います。
「いせ」は下画像のように、艦首側壁面を垂直に上がっていますが、
「ひゅうが」は右壁面を立ち上がって、煙突上端でアンテナまで回り込むルートです。
アンテナ本体の位置はどちらも同じです。
DSCN2127.jpg

前部煙突右側についているタブレットアンテナ(?)の張り出し方が違います。
「いせ」は斜めに上がってから横に伸びていますが(下画像)、
「ひゅうが」は垂直に立ち上がってから横に伸びています。
DSCN2140.jpg

各所に設置されているM2機銃座。
「いせ」は基部に三角のプレートが入っている。「ひゅうが」にはありません。
画像上が「いせ」下が「ひゅうが」
DSCN2344.jpg
DSC01082.jpg

艦尾、Mk41VLS。「ひゅうが」は四辺に立ち入り禁止の赤い注意表示があったのですが、
「いせ」にはありませんでした。 
DSCN2593.jpg

飛行甲板左舷側を白く縁取っている構造物の外側の色。
「ひゅうが」は黒だったのですが、「いせ」は船体色でした。
DSCN2591.jpg

艦内格納庫。エレベーターステージの四隅。
「ひゅうが」は黄色い注意表示でしたが、
「いせ」は白文字で"NO ENTRY"と表示していました。
DSCN2598.jpg

消防車のヘッドライト。
「ひゅうが」の消防車は青色でした。なんで違うのでしょう?
2011年11月の時点では、「いせ」の消防車のヘッドライトは青だったそうです。(2012/06/24追記)
DSCN2399.jpg

クレーン車。車種が違います。
同じ最大吊り上げ重量25tのラフタークレーンですが、
「ひゅうが」はコベルコクレーン㈱の「パンサー250」、
「いせ」はおなじくコベルコクレーン㈱の「パンサーX250」になってます。
DSCN2426.jpg

相違点については以上です。

他にもたくさん写真を撮ったのですが、容量の関係上すべてをブログで紹介できません。
Flickrのアカウントを取得したので、近日中にそちらにアップしようと考えています。
nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 2

さっちゃん

>>消防車 あら?自分が見たときは青でしたよ!?
http://jwsd-nskt.blog.so-net.ne.jp/2011-11-05
自分が載っけてる写真は「いせ1」 VANさんが上げてるのは「いせ2」
そこに違いがあるんでしょうか?今使ってるPCじゃない方に画像保管してるので、また今度確認してみます

そしてCIWSの話ですが、現職海上自衛官にお話しを聞く機会があったんですが、「あのカメラって、何かのセンサーなんですか?」って聞いたら「あれはサーフェイスモードと言って、接近(テロ?特攻?)してくる小型ボートなんかをCIWSの遠隔操作で撃破する為の、遠隔操作用カメラですよ」と教えてくれました どーなんでしょうね?

しかし後ろのCIWS、何であんな射界制限ありそうな位置に置くんでしょうね
by さっちゃん (2012-06-23 19:23) 

VAN

さっちゃんさん、こんばんは。

>自分が見たときは青でしたよ!?
お〜、ほんとですね。ということは
さっちゃんさんが見た2011年11月以降から2012年6月までの間に
変更になったということですね。情報ありがとうございます。
ちなみに、1号車も同じく赤いヘッドライトでした。

>CIWSの話
上のセンサーは、安定化機能付き先進的赤外線センサー(Stabilized FLIR)といいます。
資料によると、その下にAutomatic Acquisition Video Tracker (AAVT)なるセンサーが付いていることになっているのですが、
どうみてもただの四角に箱なので、おかしいなーと思ったわけです。
でも、昨日調べてみたらアメリカやイギリスの艦艇のBlock 1Bも
同じだったので、必要がなくなったか、上のセンサーに
統合されてしまったのかもしれません。

block 1Bは他にも水上に向けて発砲するため、俯角を大きく
とれるようにしてあり、小型の水上艇や低高度で侵入する航空機、
巡航ミサイル、ヘリコプターなどの撃墜を可能にします。
これらの改修を総称して「ファランクスサーフェイスモード」
(Phalanx Surface Mode (PSUM) )と呼称しているようです。

>何であんな射界制限ありそうな位置に置くんでしょうね
たぶん最後尾のヘリポートに干渉しそうだからだと思います。
もう少し艦尾のスペースに余裕があれば、上に置けるんでしょうね。
by VAN (2012-06-24 19:51) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。