映画「海軍病院船」を1カットづつ確認していたのですが、どうしてもわからない部分がありました。
下のカットなんですが、船橋上部天蓋らしき部分に赤十字の標識が付いています。


(出典:映画「海軍病院船」)

「氷川丸」にしては羅針儀の囲いの形状が違いますし、奥に見えるデリックブームの配置もデッキの段差も異なります。いろいろと調べてみたのですが、これは同時期に同じく病院船として就役していた「高砂丸」の船橋ではないかと思います。


「氷川丸」の製作はあまり進んでいません。

前回、第5船艙の舷窓を開けたのですが間違いがあったので訂正します。
右舷側は、よく映画を確認してみると一番船首側の舷窓はなかったので埋めました。舷窓は5個のはずですが、確認できないため、4個のままとします。


左舷側は、船尾側より2つ目の位置が間違っていたので、矢印の位置に開け直しました。映画でほぼ等間隔に5つあいているのが確認できました。


船底のパーツを取り付け、0.3mmプラ角棒を使用して船体の周囲に舷外電路を取り付けました。


右舷側に電路の引き込み口があるので、それを再現しました。今回は省略しましたが、右矢印部の位置が低くなっています。左舷も同様です。


(出典:映画「海軍病院船」)

船尾の配置はこんな感じです。


実物をよく見ると電路の取り付け跡が残っているので、そこを黄色で塗ってみるとこんな感じになります。船名にかからないよう、配線ルートがわずかに下がっています。


船首楼甲板はボラードの形状がよろしくないので、すべて削り落とし0.5mmプラ丸棒を植え込みました。
波切り板も削り落とし、後でプラ板でスクラッチします。アンカーチェーンは金属製に置き換えます。


組み立てると、どうしても下に隙間ができてしまうので、プラ材で約1.0mmほどかさ上げしました。


船橋は正面の窓をくり抜きました。これから窓枠を入れていきます。