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船体の工作(1) [1/700病院船氷川丸]

病院船「氷川丸」は当時の姿が映画として残されています。戦時中の1943年に製作された映画「海軍病院船」は「氷川丸」を舞台にしています。
この映画、DVD化されているのですが、すでに絶版のようで手に入りにくくなっています。ネットで検索すると、某動画サイトで見ることができますが、画質が悪くイマイチです。また、レンタルビデオのツタヤでネットレンタルできるようです。
ところがいろいろ調べているうちに、近くの図書館で所蔵していることがわかり、借りてみました。貸出期間2週間で、しかも無料です。これはありがたい!
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(出典:映画「海軍病院船」)

前回紹介した「氷川丸ガイドブック」は、500円というリーズナブルな価格でありながら、船体断面図やB4紙ほどの大きさの一般配置図が添付されていて、とても参考になります。
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今回の主な、ディティールアップ項目です。
・ブリッジデッキ左舷後部仮設小屋増設
・アッパーデッキ右舷後部仮設小屋増設
・第2、5、6番船艙口上仮設通風筒設置
・第6船艙口上部天蓋追加
・煙突後部火葬場及び納骨堂設置
・舷外電路追加
・船橋正面窓開口

船の仕様は映画に写ってる1943年頃にするか、最終時の1945年頃にするか、ちょっと迷ってます。


工作に入ります。
1)ナビゲーションブリッジの両舷の窓を開口し、中央に0.3mmプラ角棒で窓枠を追加しました。キャプテンズブリッジの両舷の開口サイズを変更しました。
2)ボラードへの穴(名前知らない)を0.5mmピンバイスで2箇所開口し、間を針ヤスリで削って繋げました。
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四角い部分の開口はピンバイス、角棒ヤスリ、デザインナイフ等でおおまかに削り、仕上げはガイアノーツのスーパースティック砥石(0.9mm角、240番)を使用しました。
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3)舷側の扉(片舷2箇所ずつ)は鋲接の継ぎ目が入っているので、一度開口した後で、再度プラ材で埋めました。
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4)プロムナードデッキ船尾側の角窓は閉止されているので、パテで埋めました。
5)資料「氷川丸とその時代」によれば、「五番艙中甲板をすべて第三病室とし、両舷に5個ずつ舷窓を新設」とありますが、キットに反映されてませんので、映像資料を元に0.5mmピンバイスで開口しました。赤丸は確定の部分、黄色は想像で開口した部分です。
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(出典:映画「海軍病院船」)
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(出典:映画「海軍病院船」)

6)船尾はガンネルに凹型の切れ込みを入れ、上部に曲げた0.5mmプラ角棒を接着。硬化後、ガンネルの縁に合わせてヤスリで平滑にしました。アフトボートデッキの支柱はデザインナイフでカンナがけしてバリを取りシャープにしました。最後尾の支柱はカットして後でプラ角棒で置き換えます。
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その他、舷窓をすべて0.5mmピンバイスで開口しました。映画を見ると舷窓の一部が閉止されているように見えますが、これは船内から舷窓蓋を閉じているためで、必ずしもすべての舷窓を開口する必要はありません。
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(出典:映画「海軍病院船」)
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