「定遠」を作った後は一気に時代を下って、現代の中国艦船を作ります!

現代中国海軍のワークホースとも言うべき、「054A型フリゲート」と「056A型コルベット」を作ります。初めての2隻同時進行になります。
「054A型フリゲート」はNATOコードで「ジャンカイ(江凱)II級フリゲート」と呼ばれています。
"frigate" は中国語では「护卫舰(護衛艦)」と訳すようです。
「056A型コルベット」はNATOコードで「ジャンダオ(江島)級コルベット」と呼ばれています。
"corvette" は中国語では 「轻型护卫舰(軽型護衛艦)」と訳すようですが、本邦防衛省では、「小型フリゲート」と分類しています。
資料によって艦級がまちまちなので悩ましいのですが、今回の制作では「054A型フリゲート」、「056A型コルベット」と統一して呼称したいと思います。

(画像出典:054A型导弹护卫舰 - wikipedia

(画像出典:056A型导弹护卫舰 - wikipedia

キットは中国のメーカー、ドリームモデルから1/700のキットが出ています。


それぞれエッチングパーツも用意しました。


実は「052C/052D型駆逐艦」のキットも買っていて、当初は4隻同時進行を目論んでいましたが、これがとんでもない難物で、これに手をつけると時間がかかりそうなのでやめにしました。


簡単に船体の仮組みをしてみます。


「054A型フリゲート」の船体はバスタブ方式。上部構造物の側面は金型の関係上モールドがありません。


デカールを貼って側面のモールドを再現するようになっています。これは斬新。


もう一つ方法があって、別売のエッチングパーツにテンプレートが付属していて、これをガイドにしてスジ彫りする方法です。



「056A型コルベット」は左右分割型で、線が若干太く感じますが、側面のモールドもしっかり再現されています。



いろいろな艦と比較してみます。
「054A型フリゲート」は「あきづき型」と比べるとコンパクトです。艦の大きさで言うと、日本の「はつゆき型」か「あさぎり型」、あるいは今年起工予定の「30FFM」に相当します。
「056A型コルベット」はちょっと今の日本の護衛艦にはないタイプです。しいて言うなら「ゆうばり型」くらいの大きさです。