6月17日。海自のヘリコプター搭載護衛艦「いせ」と、
米海軍揚陸指揮艦「ブルーリッジ」を見に晴海埠頭に行ってきました。


前日は雨だったのでどうなるかと心配でしたが、午前中は小雨がぱらつくも、
午後からは晴れ間も見えて、まずまずの天気でした。
都内のイベントなのでかなり混みそう、という話を聞いたので、
現地には8時30分頃到着。警備の警察官もまだ来てない!
さすがに早すぎました…。
10時30分頃から列ができ始めたので並びました。かなり先頭の方に並ぶことができました。
その後、列は徐々に伸びはじめ、
13時の入場開始までには1000人は超えていたと思います。

アメリカ合衆国海軍 揚陸指揮艦 LCC-19 USS ブルーリッジ

U.S.NAVY Amphibious Command Ship, LCC-19 USS Blue Ridge



言わずと知れた太平洋第7艦隊旗艦。1970年11月就役。艦齢、実に41年。



ゴールドアンカーは優秀艦の証。


SH-60F 米海軍第7艦隊司令官専用機。


公開時間前の11時20分頃、飛来してブルーリッジに着艦。


FAST(Fleet Antiterrorism Security Teams)のみなさん。
デモンストレーションのためだけに来ているわけではなく、
SH-60F着艦時には実銃を携帯し、甲板上で警戒態勢をとっている姿が見えました。


やっぱり模型に目がいきます。


米海軍旗。「青地にたくさんの星」の方がなじみがあるのですが、
何年か前からこちらに変わっているようです。
アメリカではガラガラヘビは自由の象徴です。
"DONT THREAD ON ME" 「俺(自由)を踏みにじるなよ。」
「踏んだらどうなるか、わかってるだろうな…?」ガラガラヘビは毒蛇です。





日本国 海上自衛隊 ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-182 JS いせ

JMSDF Hyuga class DDH, DDH-182 JS Ise



9時。ピッチパイプの笛の音がしたので、舷門にカメラを向けると…。
おそらく艦長と思いますが、乗艦するところでした。


大まかな外観は皆さん既に見慣れていると思いますので、
今回は「重箱のスミ」的な画像を中心にお送りします。

晴海の旅客ターミナル側に接岸していたので、
普段なかなか見ることのできないアングルからも撮ることができました。

右舷大型作業艇。


右舷チャフランチャースポンソン。


航空管制室。上部アンテナ。


探照灯詳細。


信号所。


マスト詳細。





ブリッジ右舷側。遮風板詳細。



ブリッジ左舷側。信号灯の奥に百葉箱のような白い箱。


艦尾左舷側CIWSスポンソン。


飛行甲板より見下ろす。


ファランクス Block1B 光学センサー部。
上の部分がIR(赤外線)センサーなのはわかるのですが、
下の四角い箱の部分がわかりません。
ビデオトラッカーという光学センサーが付いているはずなんですが、
箱の中に入ってるんでしょうか。
でもこの箱、溶接構造で簡単に外れそうにないし…。


給油ホース取り合い部。
1/700ひゅうが制作時に、四角い箱の中に配管フランジ締め込み用のスパナでも
入ってるんじゃないか、と言いましたが、
床面付近のフランジから伸びているプローブと、ボスから出ている銅管が箱の中に
入っていることから、この箱の中にはおそらく温度計と圧力計のメーターが入っています。


左舷側舷灯。
ひゅうが制作時に位置が特定できなくて苦労した部分。
取付け方間違えてるな…。直さないと…。


今回飛行甲板左舷側のスポンソン内部の写真をたくさん撮ることができました。
ひゅうがの時は、スポンソンよりも内側に立ち入り禁止のネットが設置されていたために、
撮影ができなかった部分です。
飛行甲板に上がるラッタルの位置や絡車の位置を確認することができました。
絡車は3種類確認できました。
消火用ホース(赤色のリール)、給排油用ホース(灰色のリール)、
電源供給用キャプタイヤ(灰色のリール)の3種です。
下画像の手前側が給排油用ホース、奥側の赤いリールが消火用ホースになります。


給排油ホース、カプラー部。
ヘリに燃料を給油したり、また逆に引き抜くこともできるようです。


電源供給用キャプタイヤ



うーん、なんだか縦に長くなってしまったので、今回はこの辺で。次回に続きます。
次回は、「ひゅうが」と「いせ」、ここがちがう!