かわいいものを見たあとは集中力がアップするらしいですけど、
うちのナナは作業中に邪魔ばかりするので全然集中できません。
どういうことだ、ナナよ…。「知らん。」


今回の制作方針を決めました。
 ・竣工時の仕様とする。
 ・海面ベースを作る。
 ・碇泊状態とする。
以上に挑戦してみようと思います。

いつものとおり船体の工作から始めます。
舷側の防雷網展張棹とアンカーチェーンのモールド等を削り、
不要な副砲開口部をパテで埋めます。
上甲板に通風塔を立てるための穴をピンバイスで開口しました。
穴を開け間違えたところはプラ棒で埋めました。
後部甲板の構造物の配置が「富士」とは違うようなので、一部削り取りました。


船体は左右2分割になっているので、分割部を1mm厚プラ板で補強します。
ベース固定用のナットを仕込みます。


ここでトラブル発生。
仮組みではこの状態で上甲板のパーツを入れ込む事ができたのですが、
接着後、予想以上に船体の剛性が出て甲板のパーツが入らなくなってしまいました。
しかたなく右舷側のモールドを一部カットしました。


切除には、0.15mm厚のエッチングソーを使用しました。


主砲周囲の甲板上に鉄板らしいものが敷いてあるようです。
おそらく主砲発射時の衝撃で甲板が傷むのを防ぐためと思います。
「八島」にある、という明確な写真や資料を見つける事はできなかったのですが、
・富士型戦艦のベースとなったロイヤル・ソブリン級には付いている。
・「富士」には付いている。
・「八島」の1/48金属製精密模型には付いている。
以上の事から、「八島」にも同様のものが付いていたものと類推します。

0.14mm厚プラペーパーをコンパスカッターでカットします。


甲板上にプラペーパーを貼り、船体と接着しました。
カットしたモールドも復旧しました。