あきづき型護衛艦3番艦の進水式が今週行われ、「すずつき」と命名されました。
菊水作戦で大破浸水するも、微速後進でなんとか佐世保まで帰投した幸運艦「涼月」の名を受け継いだのですね。

「八島」本体の制作を進める前に、海上ベースを先に作ってしまおうと思います。

今回使うのは模型店で購入したノンブランドのケース、¥399。
最近は安いケースもちらほら出てきました。
内寸:W218 x D112 x H109 (mm)


百均で売ってる200円ケースよりも余裕のある配置ができます。


ビスは頭が出ないようにできるだけ短いものを使いますが、首下長さが合わない場合は厚いプラ板で作ったワッシャーを入れて調整します。


初めて海面ベースの制作に挑戦します。
情景としては、「凪の港内に碇泊中」というものにしたいと思います。

いろんな作例を見ると、リキテックスのジェルメディウム等を使うのが一般的のようですが、凪の情景なので、海面をそれほど盛り上げる必要がないと思い、今回は手近にある一般的な材料で作ってみたいと思います。
いきなり本番は怖いので、プラ板でテストピースを作って練習してみます。

海面の色は、現在の東京湾等ですとオリーブドラブの様な濁った色ですが、明治時代ならもっときれいな色だったでしょう。水深もそれほど深くないので、きれい目の青緑色とします。
ベースの色が乾いた後、アクリル塗料のクリアーでさざ波を描いていきます。平筆を使い、点描のように波を描き込み、乾燥後さら重ねるようにしてしていきました。

こんな感じになりました。
試し塗りでは、さざ波のテクスチャーはちょっと荒い感じになったので、本番ではもう少し細かくします。
下地の青緑色も水性アクリル塗料にしたらクリアーを重ねた時に溶け出してしまったので本番では下地はラッカー系の塗料を使うことにしました。


本番ではこうなりました。
ベースをマスキングして、サーフェイサーを吹いた後、ラッカー塗料の青緑色を塗装。
その上からアクリル塗料のクリアーを、最初は大まかにその後徐々に細かく重ねていきました。


クリアーの乾燥待ちと重ね塗りに時間がかかりましたが、まだ技量が足りないのかイマイチな仕上がりです。まあ、今回はこれでいってみます。