以前のエントリの中で「八島」の1/48精密模型があると言ったんですが、実のところ何処にあるのかよくわかりませんでした。
 引き続き調べたところ、イギリスのロンドンはグリニッジにある国立海事博物館(National Maritime Museum)に収蔵されている事が判明しました。ホームページから収蔵品の検索ができるのですが、残念ながら「八島」は目録のみとなっており、模型そのものを閲覧する事はできませんでした。姉妹艦である「富士」の模型は見る事ができます。(こちら)

 手持ちの「八島」画像では上部構造物の詳細はわからないので、この「富士」を参考にして見直していきたいと思います。本来であれば「八島」の模型を参考にしたいのですが仕方ありません。
 直接見に行ければそれが一番良いのですが、さすがにロンドンまではちょっと…。行ってみたいなぁ、ロンドン。楽しいロンドン愉快なロンドン…。

 2mmおよび3mm角プラ棒で煙突廻りに構造物を追加します。「八島」は煙突の間に通風塔はありませんので、構造物の上にはなにもない状態としておきます。手前の小さなパーツは捲き上げ機です。前薔後薔にあるデリック用と思います。


上甲板に構造物を追加。


0.5mm厚プラ板で煙突の根元にフードを追加します。


こんな感じです。


羅針艦橋出入り口は扉はなく解放状態でした。取り付けたプラ板を削り取りました。
右側面は塗装でごまかす事にします。


 注意しないといけないのは、あくまで模型は模型だ、ということです。必ずしも現物のとおりに作ってある保証はないです。また今回は「富士」の方を参考にしましたが、同時に建造された姉妹艦だからといって構造物が同じであるとはいえません。
 現物の画像や来歴のはっきりした設計図、引用元が明確な二次資料があれば一番良いのですが、ない場合は模型を参考にします。