「あきづき」はいよいよ最後の仕上げに入ります。

兵装の取付け。塗装・墨入れまで終えた兵装類を取付けます。




4カ所ある機銃架台については、今回は自作をやめてエッチングを利用することにしました。三脚の再現は疲れるので諦めました。
フライホークの「日本海軍対空火器セット I」(FH700030)から13mm機銃を使います。上部の弾倉をカットし、プラペーパーで自作した防盾を取付けました。画像右がキットパーツ。


防盾の作り方。
0.5mm厚のプラ版に0.15mm厚のエッチングソーであらかじめ溝を切り、テンプレートを作ります。
溝の両側に両面テープを貼り、1.5mm幅のプラストライプを上端に合わせて貼付け、テンプレートに合わせてエッチングソーでプラストライプに切り込みを入れます。


切り込みを入れたプラストライプを剥がして両端をカットします。上端をエッチングベンダーで軽く曲げて出来上がりです。


大型作業艇・ディンギー
資料を見ながら細かい部分を塗り分けました。作業艇用の艦名デカールが付いているのがポイント高いです。これがあると精密感がぐっと上がります。


SH-60K
キットは「ひゅうが」のものとほぼ同じです(微妙に違う)。なぜかメインローターのガイドモールド穴の位置が中心からずれていたのであけ直しています。
「ひゅうが」のデカールはハイビジのサイズで数字・日の丸のサイズが大きいものでしたが、「あきづき」はロービジのサイズの小さいものになっています。下画像左が「あきづき」、右が「ひゅうが」のキット。


アンテナはすべてのばしランナーから切り出しました。ヒマな時に作り置きしておいたのばしランナーの中からサイズのあったものを選んで加工します。
金属線でもいいんですが、指などが触れた場合、金属線は固く、取付けた根元から外れてしまうことが多いのですが、のばしランナーだと適度な柔軟性・復元性があるので、破損の可能性が減ります。ただし熱には弱いです。


これらを全部取付けます。細かい部分を見直して塗装のはがれなどないかチェック。エナメルのジャーマングレーを薄くスミ入れします。


今回は少しだけ張り線がんばりました。
信号旗の索はベージュののばしランナー、空中線は黒ののばしランナーを使っています。


次回で最終回です。