12.7cm砲の砲身は真鍮引き物に置き換えました。キットパーツの砲身も細くていい感じです。


キットには50口径三年式12.7cm連装砲「B型改2」が付いていますが、これは「防盾改造後」の状態で、これは1934年7月に完了した大改装後に取付けられたものです。就役時には「防盾改造前」のものが装備されていたので、下画像のように成型してみました。実物画像を見るかぎり照準孔シャッターが上の方まである「B型」とも違うようで、型式についてはちょっと疑問が残ります。「B型」と「B型改2」の中間だから「B型改1」?
底面に角度が付いていますが正確ではないので、面一になるようにパテを盛っています。


キットの単装砲は「A型」のものが付いています。A型は最大仰角75度の照準孔シャッターが上の方まである「防盾改造前」のものですが、実物画像を見るかぎり、就役時にはシャッターが上の方まであるように見えないので、これは「防盾改造後」のようです。パテで上部を埋めました。


俯角制限枠を1番砲塔前に取付けました。0.2mm真鍮線を使っています。


もしかするとこの制限枠は艦尾の3番砲塔廻りにも付いているのではないか、と考え1番砲と同様に取付けてみました。就役時の画像で確認できる画像はなかったのですが、大改装後「初春」の画像でそれらしい影が確認できました。正確な位置、形状はわからないので、吹雪型駆逐艦の制限枠等を参考にしています。


九〇式61cm三連装発射管はピットロードの新装備セットのものを使用します。新規に金型を起こしたキットパーツもなかなかの出来です。




毘式40mm機銃はエッチングパーツが用意されていますが、これ25mm単装機銃にしか見えないんですけど…。


銃身はキットパーツを使い、ピットロード新装備セットの25mm連装機銃の基部パーツを使ってディティールアップしてみました。



キット付属の爆雷装填台エッチングは非常に組み立てづらいので、中間の台のパーツを取り除き、最上部のパーツをいったん切り離して最後に接着するようにすると、うまく組み立てられると思います。


ライオンロアのエッチングの方が精密で組み立てやすいのでそちらを使用します。
爆雷投射機はアオシマの新規パーツよりも静協の共通パーツの方が精密でいい感じです。


前回組み立てたスキッドビームはやはり納得いかなかったので、側面の補強材の部分をカットして組み立て直しました。スキッドビームの角はあんなにアールは付いていません。