昨日6月6日、エルトゥールル号事件125周年記念事業として、東京晴海に来航しているトルコ海軍フリゲート「ゲディズ」を見てきました。

現地には9時頃到着したのですが、まだ20人ほどしか列ができていなかったので、しばらくターミナルから写真を撮って9時30分頃列に並びました。それでも先頭から100人目くらいでした。
入り口で氏名住所電話番号を記帳、持ち物検査を受けた後、乗艦前に再び氏名を記帳します。


トルコ共和国海軍 ガビヤ級ミサイルフリゲート F-495 TCG 「ゲディズ」
Turkish Naval Forces Gabya-class missile frigate F-495 TCG Gediz









「ゲディズ」は、元アメリカ海軍 O.H.ペリー級ミサイルフリゲート FFG-19 USS 「ジョン・A・ムーア」です。2000年にトルコ海軍に引き渡され、近代改修を受けています。艦齢33年。


艦上は数十人単位でまとまって見学します。下士官の方が案内してくれます。


Mk13 ミサイル発射機。
トルコのマーク入り。ハープーン用の発射機との説明がありました。



Mk41 VLS 8セル。


警備任務の方。
H&K G3 ライフル。本物は初めて見ました。


H&K MP5 サブマシンガン。これは日本でもおなじみ。


ラインメタル MG3 機関銃。まさか本物をこの目で見れる日が来るとは…。
見放題、さわり放題、トリガー引き放題でした。



ブローニング M2 重機関銃。


艦内は撮影禁止との情報もあったのですが、特に注意されることもなく、もうどうでもいい感じになってました。


OTO・メラーラ 76mm単装速射砲。これもおなじみイタリアのベストセラー。


階級章も新月と星の印が入っててかっこいいです。調べてみると、NATOコードでOR-7のランクですので海自での一等海曹に相当します。上の印が兵科を表すのでしょうか。これは砲術?


単装速射砲のケーシングに描かれているイラスト。
説明によると、これは第一次世界大戦時ガリポリの戦いにおいて活躍した大砲だそうです。たぶんトルコ軍事博物館の前庭においてある大砲じゃないかと思います。300kgくらいある砲弾を一人でかついだすごい兵士がいた!みたいなことを言ってました。
ちなみに、ガリポリ攻略に参加するオーストラリア・ニュージーランド軍団(ANZAC)の船団を欧州まで海上護衛したのは日本海軍でした。(テヘペロ)


煙突まわり。


Mk32 短魚雷発射管。ここらへんはアメリカ海軍そのまま。


艦尾のヘリ甲板では天蓋を張って交流会の準備が進んでいました。


トルコのお菓子とコーヒーが振舞われていました。お菓子をひとついただきました。
なにこれうまい!!
予想外の美味しさに思わず写真を撮ってしまいました。歯型ついてますけど。
干した果物系(サンザシやアンズやナツメヤシっぽい?)のソースの入ったコーンスターチを練ってぎゅうひ状にした甘酸っぱいやわらかい生地に、ピスタチオが混ぜてあります。外側の白いのはココナツかな。これ日本でも流行ると思います。


艦内を一巡りして1時間ほどの見学でした。
乗組員の方々はとても友好的で、見学者の我々と記念写真の撮り合いになったりしてました。

今回のホストシップを務めた海上自衛隊護衛艦「たかなみ」
ご苦労様です。



「たかなみ」艦尾より「ゲディズ」を望む。風待ちするも風吹かず。


今回の戦利品。「ゲディズ」の乗艦証明書とエルトゥールル号の本。
本は無料で配っていたのでびっくりです。すごく上等な装丁で、本当にタダでもらってしまっていいのか躊躇するほどです。非売品のようです。英語版と日本語版があり、日本語版をいただきました。