ピットロードのひゅうがは、フルハルとウォーターラインの選択式となっています。
どっちか選ばないといけないわけですが、
VANは欲張りなので、どちらにもできるようにしてみたいと思います。

まず、前作航空戦艦日向の反省を生かして、船体をビス止めできるようにします。
ひゅうがの船体も少し反っており、そのまま置くだけでは、隙間が空いてしまいます。

M3×15mm、平ワッシャー、スプリングワッシャー付きビスとナットを
2セットを用意します。
艦首と艦尾の底に、3ミリ径より少し大きいサイズの穴を開口します。
2つの穴の距離を測定して、メモして残しておくと良いと思います。
VANは船の底にマジックで書いておきました。
ビスを通し、ナットを軽く締め位置が決まったところで、
2ミリプラ角棒をナットの平面に当たるように接着します。
接着剤は普通のプラスチック用セメントをたっぷり目に。
完全に乾燥させた後、隙間に瞬間接着剤を少しずつ流し込んでいきます。
ナットのネジ山にかからないように注意です。


あとはベースと船底のパーツにも穴を開けて…


船底を挟んで、ビスで締めればOK。
本体と船底パーツに多少ずれが生じますが、黒く塗ればそれほど目立たなくなるはずです。
今回はギミック優先でいきます。
ビスはスプリングワッシャー付きを使用しましたが、スプリングが潰れるほど締めると
プラが歪んでしまいますので、締め付け時のトルクはほどほどに。
平ワッシャーのみで良いかもしれません。


フルハル時はポンと置くだけ。


外洋航行時でヘリ発艦状態、というシチュエーションで作ってみたいと思います。
ひゅうがの外舷には多数のハッチがついているのですが、
入港時や停泊時以外は閉じているものと思います。
キットのモールドは開いている状態のものが多いので、適当なプラ材で埋めていきます。
実際ハッチを閉じると、遠目からだと継ぎ目が確認できなくらい平滑になるので、
スケール重視でいくなら、全部パテで埋めてしまってもいいかもしれません。
短魚雷発射管用ハッチは雷撃戦闘時以外は閉じていると思いますが、
演出を重視して、ここは開けておきたいと思います。
黄色のマスキンングテープで示している箇所は、ハッチのスジ彫りが抜けている箇所です。
人が出入りできる縦長のハッチが3カ所抜けてます。


赤鉛筆で示しているところは、丸いモールドになっていますが、
ここは角の取れた小さい四角のルーバーですので、
モールドを削って四角いプラ材に置き換えました。


ムアリングパイプは、ピンバイスで開口していますが、
外洋航行時はハッチと同様に、奥の方で密閉しているものと思います。
左舷中央のディンギー収容リセスの下に、大きな丸いモールドがありますが
貫通している穴ではなく、窪んで何かを引っ掛けるためのフックがついてます。
1ミリピンバイスで浅く彫り込みました。


艦首左舷フレア下にあるムアリングパイプのモールドはいったん削って、
0.2ミリ銅線で作り直しました。