マスト取付け、張り線を少し。デカールを貼って軍艦旗を揚げて第13号駆逐艦の完成です。

大日本帝国海軍 第13号駆逐艦(疾風)(大正14年12月 就役時)
IJN Destroyer No.13 (HAYATE) (Commissioned in Dec.1925)









駆逐隊番号「29」はキットの指定の物では大きすぎるので、
艦番号「13」と同じ大きさのデカールを使用しています。
船体はウォーターラインのバラストを使用したため、全く歪みませんでした。
ただいつもバラストが余っているわけではないので、
もっと一般的な方法を考えないと、と思っています。
三年式12cm砲のディティールアップは砲身が少し太いですがまあまあだと思います。
ただ砲身の長さをあと0.5mmほど延ばした方がよかったかもしれません。
艦橋両舷のラジアルダビット基部はプラパーツにしましたが、
少し野暮ったくなってしまいました。別の手法をとれば良かったと反省。

耳と目だけが頼りの時代、
気象海象を肌で感じ、砲声や閃光を直接観測する必要がありました。
そんな時代の艦を再現することができて満足しています。
最初、魚雷運搬軌条の違いや縞鋼板の範囲、艦尾兵装の違いなどがわかったときは
神風型後期艦の制作はあきらめて前期艦にしてしまおうか、と正直考えましたが、
今は作ってよかったと思っています。

第13号駆逐艦は1928年(昭和3年)8月1日に「疾風」と改名されます。
太平洋戦争開戦後間もない1941年(昭和16年)12月11日、
ウェーク島海岸の砲台から砲撃を受け沈没。太平洋戦争最初の戦没艦となりました。

第13号駆逐艦を作る ー 完 ー