船体の工作 [1/700第十三号駆逐艦]
露天艦橋…。海の男たちは降り注ぐ日差し、
そして潮風と波しぶきを肌に受けながら、艦を操るのです。
宇宙の海はオレの海…。型は古いが時化には強い…。
荒々しくも男のロマン汁あふれる露天艦橋を作りましょう。
制作にあたっては、
以前駆逐艦「睦月」を作ったときに出た反省点を改善していきたいと思います。
睦月からの主な改善点は以下の通り。
1)船体の「ソリ」の改善。
2)艦橋部両舷のボート甲板舷側支持部のパーツを薄くする。
3)タンブルフォーム形状の改善。
4)12cm単装砲の形状改善。
その他
・魚雷運搬軌条の変更。
・後部甲板兵装の変更。
・艦橋構造物のディティールアップ。
・アンカーリセスの修正。
などの部分を修正していきたいと思います。
船体の工作に入ります。
以前「睦月」を作ったときに船体が大きく反ってしまったので、
今回はできるだけ船体が反らないようにしたいと思います。
基本的には、船底に何か固いものを密着させて歪まないようにする、
というのが一番の対処方法だと考えたので、
何か良い素材はないかとホームセンターを巡ってみたのですが見つからず、
結局、積んである未制作のウォーターラインのキットから
バラストを抜き取って使用しました。
バラストは全面に合成ゴム系の接着剤、
コニシのGクリヤーボンドを塗って貼付けました。
アンカーリセスはモールドが浅いので一度貫通してから内側をプラ板で塞ぎました。
復員船「雪風」のときと同様の処置です。
「睦月」同様にタンブルフォームのシルエットを再現します。
以前やったときは「だいたいこんな感じ」で適当でした。
今回も適当なんですが、以前よりもう少し気を使って作ってみたいと思います。
神風型駆逐艦の全幅(最大値)は9.16m(1/700で13.09mm)ですが、
タンブルフォームであるため、その位置は喫水線周辺になります。
しかしキットではこの全幅(最大値)が上甲板部になっていて
喫水線に近づくに従い幅が狭くなっています。
本来であれば上甲板の幅を狭くした上で喫水線周辺の幅を広げるのが
一番正確なのですが、そこまでやると大変ですので
上甲板の幅はいじらず、あまり船体が太くならないように気を付けながら
喫水線周辺を整形していきたいと思います。
雰囲気重視でいきます。
タンブルフォームの船形については神風型の詳しい資料がなかったため、
学習研究社刊 太平洋戦史シリーズ64「睦月型駆逐艦」から
公式図面「長月」所用部切断図を参考にしました。
舷側に0.3ミリ厚のプラ板を3枚重ねて貼り、まわりをタミヤのベーシックパテで埋めて、
棒ヤスリや500番の耐水ペーパーを使って削っていきます。
「面」を出すことを意識しながら、
足りない箇所や、削りすぎた部分にパテを盛り何度も磨きます。
細かな傷はサーフェイサーを吹いて埋めます。
表面は1500番の耐水ペーパーで優しく磨きます。
最終的に喫水線周辺での全幅は13.5mmになりました。
最後にファインサーフェイサーを吹いて鋼板の合わせ目表現を付けました。
そして潮風と波しぶきを肌に受けながら、艦を操るのです。
宇宙の海はオレの海…。型は古いが時化には強い…。
荒々しくも男のロマン汁あふれる露天艦橋を作りましょう。
制作にあたっては、
以前駆逐艦「睦月」を作ったときに出た反省点を改善していきたいと思います。
睦月からの主な改善点は以下の通り。
1)船体の「ソリ」の改善。
2)艦橋部両舷のボート甲板舷側支持部のパーツを薄くする。
3)タンブルフォーム形状の改善。
4)12cm単装砲の形状改善。
その他
・魚雷運搬軌条の変更。
・後部甲板兵装の変更。
・艦橋構造物のディティールアップ。
・アンカーリセスの修正。
などの部分を修正していきたいと思います。
船体の工作に入ります。
以前「睦月」を作ったときに船体が大きく反ってしまったので、
今回はできるだけ船体が反らないようにしたいと思います。
基本的には、船底に何か固いものを密着させて歪まないようにする、
というのが一番の対処方法だと考えたので、
何か良い素材はないかとホームセンターを巡ってみたのですが見つからず、
結局、積んである未制作のウォーターラインのキットから
バラストを抜き取って使用しました。
バラストは全面に合成ゴム系の接着剤、
コニシのGクリヤーボンドを塗って貼付けました。
アンカーリセスはモールドが浅いので一度貫通してから内側をプラ板で塞ぎました。
復員船「雪風」のときと同様の処置です。
「睦月」同様にタンブルフォームのシルエットを再現します。
以前やったときは「だいたいこんな感じ」で適当でした。
今回も適当なんですが、以前よりもう少し気を使って作ってみたいと思います。
神風型駆逐艦の全幅(最大値)は9.16m(1/700で13.09mm)ですが、
タンブルフォームであるため、その位置は喫水線周辺になります。
しかしキットではこの全幅(最大値)が上甲板部になっていて
喫水線に近づくに従い幅が狭くなっています。
本来であれば上甲板の幅を狭くした上で喫水線周辺の幅を広げるのが
一番正確なのですが、そこまでやると大変ですので
上甲板の幅はいじらず、あまり船体が太くならないように気を付けながら
喫水線周辺を整形していきたいと思います。
雰囲気重視でいきます。
タンブルフォームの船形については神風型の詳しい資料がなかったため、
学習研究社刊 太平洋戦史シリーズ64「睦月型駆逐艦」から
公式図面「長月」所用部切断図を参考にしました。
舷側に0.3ミリ厚のプラ板を3枚重ねて貼り、まわりをタミヤのベーシックパテで埋めて、
棒ヤスリや500番の耐水ペーパーを使って削っていきます。
「面」を出すことを意識しながら、
足りない箇所や、削りすぎた部分にパテを盛り何度も磨きます。
細かな傷はサーフェイサーを吹いて埋めます。
表面は1500番の耐水ペーパーで優しく磨きます。
最終的に喫水線周辺での全幅は13.5mmになりました。
最後にファインサーフェイサーを吹いて鋼板の合わせ目表現を付けました。
こんばんは。
タンブルフォームを再現するとは、さすがVAN様です。
私は制作時に気にはなりつつも再現は諦めました…(汗)。
> 型は古いが時化には強い…。
確かにそうですね(笑)。
特型駆逐艦よりも船体の強度と耐波性は優れていますが、
反面凌波性はそれほどでもなかったようですね。
by 知苦労度 (2011-05-28 20:55)
知苦労度さま、こんにちは。
>タンブルフォーム
ほんとに「雰囲気」だけなんですけどね。(苦笑
実際には艦尾の方まで膨らんでますが、そこは省略してますし。
かなりいいかげんに作ってます。
「正しい寸法を再現できないのであればやらない。」
というのも答えの一つだと思いますよ。
by VAN (2011-05-29 15:56)