以前ここでご紹介した映画「この世界の片隅に」、公開2日目に観に行ってきました。
もう少し尺があれば…と思うところもありましたが、原作の良さを余すところなく映像に落とし込んでいます。また原作にはない追加された当時の描写も散りばめられていて、物語の厚みが増しています。
個人的におっと思ったところは1カットだけほんの数秒ですけど、呉の海軍官舎の描写があったのと、予告では黒一色だった高射砲弾の煙がピンク、緑、青などカラフルになっていたことです。これは知りませんでした。
あとこのブログ的トピックとしては、艦艇の描写が出てくるのですが、なんというか艦が「生きてる」感じがすごく出ていました。信号旗がはためき、喇叭符が鳴り響き、艦内放送が流れて、水兵たちが動き回っている…。今まで色々なアニメなどでCGの精密なモデリングの艦艇を見てきましたけど、こんな風に「生きてる」と感じたのは初めてです。

護衛艦「てるづき」は艤装の続きです。

単装砲は、冒頭で紹介したビッグブルーボーイの「1/700 米海軍 Mk.45 mod4 127mm/62口径砲」を使用します。


アオシマの127mm単装砲は砲身が可動するギミックがあるためか、実物よりひと回り大きくなっているようです。単品で見る分にはそれほど違和感は感じないのですが、他社の艦と並べるとやはり目立つので、大きさを揃えるためディティールアップパーツに変更します。


Mk.41VLSは塗り分けて注意表示の赤いデカールを四方に貼ります。「あきづき」の時はエッチング手摺が大味だったのでVLS周囲の手摺は省略しましたが、今回は取り付けてみます。


レーダー類は白い成型色でできていますが、光が透過してしまいそうなのと、塗料の乗りが悪いので、いちど薄くグレーのサーフェイサーを吹いてから改めて白で塗装します。


形が似ているパーツは、ランナー番号ごと塗装してから切り離すと間違いがありません。


できたパーツを取り付けます。


作業用デッキクレーンは先端のフックまでモールドされてていい感じです。


ヘリ格納庫上部の姿勢表示器は実物と比べると大振りです。これがインジェクションキットの限界だと思います。スケール感を重視するなら、0.3mm程度のプラ角棒に置き換えるといいと思います。



引き続き艤装を進めます。