ピットロードのヘリコプター護衛艦ひゅうがを入手しました。
そこで簡単にレビューしてみようと思います。(お!模型ブログみたいだ!)

事前に模型店に予約を入れてました。
5月20日に入荷の連絡があり、5月22日に入手しました。

パッケージ。
通常販売版(フルハル/ウォーターラインの選択式、エッチング付)です。


中身の詳細です。基本パーツ。


エレベーター内部、その他艤装品。
細かいパーツが多いです。制作の際は、ピンセットの使用を推奨します。


ヘリコプター、ディスプレイスタンド。


デカール、エッチングパーツ、エッチング取付け説明書、正誤表。


組み立て説明書、塗装説明書及び実物の詳細写真リーフレット2枚。


キット雑感です。
船体です。すでにテストショットが公開された時から一部では言われていましたが、
ウォーターライン部分の平面形状に違和感があります。
艦首から船体中央に向けてのカーブの開き方が急な感じがします。
また、中央部の直線部ももう少し短いような気がします。
正式図面を見たことがないので、なんとも言えませんが。


ウォーターラインのパーツなんですが、すごく厚いです。実寸約3mm。
合わせてみると、かなり腰高な印象を受けます。



飛行甲板。マーキングのモールドが、これでもかっ!ってくらい深いです。
ガイドモールドなんだからヘアライン並みでいいのに。


エッチング。飛行甲板のセーフティーネットです。真鍮製です。


アイランドです。一体成形でできていますが、かなりいい出来だと思います。
ルーバーも凹モールドになっており、これまでのピットロードのキットと比較しても
格段に進化しています。



実際はこんな感じです。ルーバーは外面とほぼツライチです。
VANは個人的には、デカールでもいいくらいだと思っています。


ヘリコプターです。
ピットロードのむらさめ型、たかなみ型護衛艦に付属していたSH-60は
モールドはそこそこ細かいのですが、横幅が広く、
全体的にオーバースケールな感じでした。
これに付属しているのは新規に作り直されています。
スライド金型というのでしょうか(詳しいことは知りませんが)
左右分割でなく、一体成形でできており、上下左右にモールドが施されています。
1/700のSH-60については、個人的なランキングですが、
今までは、ドラゴン≧田宮>ハセガワ>ピットロード>(越えられない壁)>アオシマ
でしたが、今回ので
ピットロード>ドラゴン≧田宮>ハセガワ>>(越えられない壁)>>アオシマ
になりました。


内部パーツ。前部後部のエレベーター内部のみの表現になっています。
内部を作った上で、上部のエレベーターのパーツを接着しなければ、
エレベーター上昇時と下降時の2パターンを再現できそうです。


左舷外縁部歩行帯周辺のパーツ。ブルワークはちょっと厚め。


マスト周辺のパーツ。


舷側モールド。ここもルーバーは凹表現になっています。
細かいモールドも再現されています。



実物はこんな感じ。


艦首。



主要パーツを仮組みしてみます。
パーツ同士の合いは普通です。プラ素材は従来のピットロードのものほど柔らかくなく、
かといってハセガワみたいに固くもない。ちょうどいい感じだと思います。


先ほど、艦首廻りのカーブに違和感、と言ったのですが、
フルハルパーツと合わせてみると、それ程でもない感じです。不思議。



ウォーターラインで、斜め前方から俯瞰したときに「あれっ?」っと思う程度ですね。
うーん、これが正しいのかどうか、わからないところがもどかしい…。



建造中の日向とひゅうがで比較。
22DDHは日向を超える全長になる予定です。


おおすみ型との比較。


重箱の隅をつつけばキリがありませんが、
全体的に見ればなかなか良いキットではないでしょうか。
艦船模型の精密度が全体的にレベルアップしている中で、
頑張っている感じがひしひしと伝わっています。
このキットだけでもかなり精密ですが、
さらに精密度を高めたい人向けのエッチングパーツの発売も期待したいです。
こうなると後発のアオシマひゅうがも気になるところです。

さて、箱にしまってしばらく熟成させます。航空戦艦日向完成後に着手します!


ピットロード 1/700 海上自衛隊護衛艦 DDH-181 ひゅうが いせ製作可

  • 出版社/メーカー: ピットロード(PIT-ROAD)
  • メディア: おもちゃ&ホビー