なんというか、あっという間に年末ですね。
今年は大掃除もままなりません。

海人社刊 世界の艦船増刊「日本巡洋艦史」買いました。

明治の海軍創成期から太平洋戦争末期に至るまでの巡洋艦とそれに準ずる艦の歴史を
美麗で精細な写真と共に見ることができます。
VANにとっては初見の写真が多く、特に迷彩塗装を施した軽巡由良など
大変興味深かったです。ぜひわがシマシマ艦隊に加えたいものです。
「日本巡洋艦史」は以前にも発刊(1991年9月号増刊)されていて、
今回はその新装版になります。
実は半年前、船の科学館の宗谷の前にある土産物売り場でこれを見ました。
買おうか買うまいか悩んだ末に買わなかったのですが、
帰ってから絶版と知って非常に悔しい思いをしました。

長良はマストの工作に入ります。
前 檣
艦橋そのものが高くなり測距儀と干渉してしまう問題については
前薔の高さを高くすることで解決することにしました。
ややバランスを欠きますが仕方ありません。
主柱基部にプラ棒を継いで高くします。
それに伴い支柱頂部の接合点の位置も高くしました。
測的所の屋根はキットで使用しない球磨型の屋根を加工して取付けました。
予備指揮所の形状が若干異なるようなので、プラ材で作り直しました。


キャンバスを張って船体に取り付け。艦橋後部に増設された作戦室も取付けました。
110cm探照灯はファインモールドのナノドレッドシリーズを使用しました。

(追記)90cmから110cm探照灯への換装時期は1939年以降なので、設定の1936年ではまだ90cm探照灯です。ただ、ファインモールドのパーツだと90cmはシャッター付きのものになってしまうので、このままにしておきます。(追記終わり2012/02/05)

後 檣
探照灯台はプラ版で1灯のものに作り替えました。


デリックのブームは球磨型に使用するパーツを2つ組み合わせました。
この頃の長良のブームが、ポールなのかトラス組みなのかいまいちはっきりしません。


塗装して取付け。艦尾信号灯も追加しました。
キャンバスはアップで見ると結構ガタガタですな。遠目だといい感じなのですが…。


トップマストは今取付けると引っ掛けてしまいそうなので、
最後の方で付けることにします。


固定天蓋の範囲について低空飛行さまからご指摘を頂き、修正することにしました。
画像の右がキットパーツ、左が修正後の天蓋です。
キットパーツを見て何の考えもなくコピーしてしまったのが原因です。
己の至らなさを反省。低空飛行さま、ありがとうございました。


手旗信号台の位置も変更しました。
艦橋まわりの考証は十分でなく、間違っている可能性が多分にありますので
この作例では参考にはなりません。


今回で年内の更新は最後です。結局長良は完成せず来年に持ち越しです。
今年の完成品は3隻でした。もっといっぱい作りたかった…。


地震、津波、原発事故、洪水…、今年は本当にいろんなことがありましたね。
皆様にとって来年こそ本当に良い年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。
それでは、良いお年を!