眼前にそびえる山がある。「積みプラ」と云う名の山が。
キットをひとつずつこなしていく以外に道は無く、その道は細く険しい…。

さて、新しいキット、護衛艦「てるづき」の製作に入ります。


キットはアオシマの1/700ウォーターラインシリ−ズです。以前に作ったピットロードの「あきづき」と比較してみよう!という企画のつもりでしたが「あきづき」製作からものすごく時間が経ってしまいました。「てるづき」の購入日も確認したら2014年3月でした…。


中身を少し確認してみます。
船底パーツと煙突上部のパーツの成型色が黒、アンテナドーム等の成型色が白になっており、塗装しなくてもそのまま組み上げるだけでそれなりに見える、というのがこのキットのコンセプトのようです。
バンダイの「色プラ」のようです。最近はフジミもやってますね。



デカールは前甲板の歩行帯ルートが実物のとおり「あきづき」と異なっています。歩行帯白線の内側はピットロードのデカールと違い透明でVAN好みです。


お楽しみのオマケパーツは「領空侵犯機」!んー、どこの国かなー?(棒


そして、自衛隊機、F-1、F-4EJ、F-15J、E-2C。モールドの精密さで領空侵犯機に負けてる!
他にSH-60ヘリ3機が付属しています。


エッチングパーツはアオシマ純正の「護衛艦あきづき型専用エッチングパーツセット」を主に使います。
真鍮挽き物砲身、アンテナロッドも付属しています。


「あきづき」にも使用した、フライホークの「1/700 ライフラフトコンテナV (海上自衛隊艦艇用)(品番:FH730011)」


それと今回、ビッグブルーボーイの「1/700 米海軍 Mk.45 mod4 127mm/62口径砲(品番: BBB75006)」を手に入れたので、これを使ってみたいと思います。


資料は、「あきづき」の時に使用した
イカロス出版刊 「あきづき」型護衛艦モデリングガイド
海人社刊 世界の艦船 2012年8月号(No.764)
これにに加えて、
海人社刊 世界の艦船 2016年5月号増刊 精鋭自衛艦のすべて②「あきづき」型護衛艦(No.837)
そして、2013年8月のヨコスカサマーフェスタ、12月の「HMSデアリング」来航時に撮影した「てるづき」資料画像を参考にして作っていきたいと思います。


関連リンク:
ヨコスカサマーフェスタ2013に行ってきました(2)
ヨコスカサマーフェスタ2013に行ってきました(3)
護衛艦DD116「てるづき」のディティール
(2016/06/04関連リンク追加)

さっそく製作に入ります。いつものように船体からいきます。
船底と船体パーツを接着し、M3ナットを仕込みます。船体が反っているので熱湯をかけて矯正します。
船体の合わせ目はパテで埋めてならします。


艦首左舷ホースパイプのベルマウス部はキットのモールドよりも、もっと盛り上がっています。


モールドを一度削り落とし、0.5mm厚プラ板を2mm径ポンチで打ち抜いて成型しました。やり方は戦艦「三笠」の時と同じです。


アドミラルティー型アンカーはデザインナイフでカンナがけしてシャープに。
シャンクは0.3mm角プラ棒で。



錨鎖甲板はピットロードのキットと違い、しっかりとモールドがついて立体的になってます。
ただ、ケーブルホルダー部分は別パーツになってるピットの方がいいですね。
アンカーチェーンのモールドは削り落とし、後でエッチングのチェーンを取り付けます。



艦尾のスクリューガードは0.2mm真鍮線と伸ばしランナーでスクラッチ。


1)艦尾(艦首も)フェアリーダーを0.5mm径ピンバイスで開口。
2)可倒式ホイップアンテナ基部のシールドは厚みがあるので、削り落として作り直します。


船台に乗せます。



青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ 海上自衛隊 護衛艦 てるづき プラモデル 024

  • 出版社/メーカー: 青島文化教材社(AOSHIMA)
  • メディア: おもちゃ&ホビー






精鋭自衛艦のすべて(2) 「あきづき」型護衛艦 2016年 05 月号 [雑誌] (世界の艦船 増刊)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 海人社
  • 発売日: 2016/04/18
  • メディア: 雑誌