なんとか年内に間に合いました!マストに戦闘旗を掲げて護衛艦「てるづき」完成です!


1/700 日本国 海上自衛隊 あきづき型護衛艦 DD-116 「てるづき」
1/700 JMSDF AKIZUKI class DD-116 TERUZUKI






各部詳細






SH-60Kヘリコプターはピットロード製です。


「あきづき」とともに。



スターンフラップを見せようとしたためか、ピット製より乾舷が高く腰高です。





艦橋正面はピットの方が似てるかな。


おまけの「領空侵犯機」その他は時間切れ…。正月モデリングで作ることにします。


反省点
ピットロード製「あきづき」との比較、また「あきづき」と「てるづき」との比較をテーマに製作しました。ただ、発売からかなり日が経ってしまったため、時期を逸してしまった感があります。
「あきづき」との細かな違いを、主に自分で収集した資料写真を元に形にできたことは満足しています。
製作の目玉として、ヘリコプター格納庫内部の作り込みを行いました。それなりに再現できたと思いますが、一点重大なミスがあります。ヘリコプターが納まりません。実際にはSH-60ヘリのメインローターを畳みテイルローターはそのままの状態で、すっぽりと格納庫に納まるのですが、ヘリを奥まで入れてもテールローターがはみ出してしまいます。実際の奥行きはもっとあるということです。

キットについて
ピットロードの後発として発売となったアオシマ製あきづき型です。成型色を複数使い色プラ化しており、無塗装でもそれなりに見れることを目的にしているようです。アオシマのブログか何かで、護衛艦の購買層は旧海軍艦艇の購買層より若干若い、という話を目にしたことがあるので、そうした若いビギナー層を狙っているのかもしれません。
ところが、実際に組んでみるとこれが非常に難しいキットで、特に上部構造物の箱組みは困難を極め、パテ埋め、プラ材追加などかなりの修正を行っています。パーツ同士のすり合わせも十分に確認しておかないとあとで泣きをみることになります。壁面のモールドを忠実に再現しようとしたため、無駄にパーツ数が増えてしまっているように感じられますが、これは若年層には厳しいものがあると思います。中高生時代のVANだったら絶対途中で投げ出してます。ピット製「あきづき」の組み立て難易度を"C"とするなら、アオシマ製は超"A"クラスです。(※個人の感想です。)
良いところもあります。上部構造物壁面は、モールドが甘く大味ではあるものの、かなり忠実に再現されています。錨鎖甲板のモールドもピットよりも立体的で実物に忠実です。チラリと見える短魚雷発射管や、自走式デコイは心憎い演出です。艦橋窓や発着艦指揮所のクリアパーツも個人的には気に入っています。地味に塗り分けの面倒なFCS-3レーダーを別パーツにしたのはとても助かります。専用エッチングパーツも多少の修正を必要としますが十分使えます。
総合的には「難易度は高いもののしっかり手を入れれば密度感のある作りごたえのあるキット」と言えると思います。


ということで年内の更新は今回が最後です。今年の完成品はたったの2隻…。やっぱりもっと作りたい…。


個人的にはかなり色々な変化があった1年でした。来年も頑張ります。
今年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。それでは皆様よいお年をお迎えください。


青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ 海上自衛隊 護衛艦 てるづき プラモデル 024

  • 出版社/メーカー: 青島文化教材社(AOSHIMA)
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