前檣の制作に移ります。
0.3ミリ厚の台形型電探ステージの角2カ所に0.3ミリピンバイスで穴を開け、
0.3ミリ真鍮線の主脚を通します。横桁を取付けて主脚の間隔を固定します。
増設された電探室のでっぱりに干渉しないよう、位置決めは慎重に。


三角形の中間ステージは、角を落として主脚の通るスペースを確保。


中間ステージを後方2本の主脚に固定。
乾燥後、空いている三角形の頂点にゼリー状瞬間接着剤をつけて
3本目の主脚を取付けます。
ゼリー状瞬着は固化してしばらくはゴム状の弾性を保つので、
前部主脚は中間ステージの固定点を軸にして少しだけ動かすことができます。
この状態でいったん船体に仮組して。前部主脚の位置決めをします。
位置が決まったら、電探ステージ部との接点を液状瞬間接着剤で固定します。


補強ブレス材はのばしランナーで作りました。適度に直線を保ち、加工性が良いです。
長めに切り出したのばしランナーの片端を瞬間接着剤で固定し、
ニッパーで調整してもう片端を接着します。


前檣の上部はピットロードのエッチングパーツ、日本海軍駆逐艦陽炎型用(PE-155)
を使用しました。
横桁の支持ワイヤーは切り離し、塗装後にのばしランナーで再現することにします。
2kW信号灯の取付座は、わずかに右前方に張り出しています。


22号電探は静協のパーツセットから持ってきました。
艦内工作て付けられた安定翼を、適当なプラ材で追加しました。


以上を組み立てます。プラパーツと比較するとこんな感じです。


電探ステージが狭いような感じがしたので広くしてみたんですが、
ちょっと広すぎたかも…。