SSブログ

底面の塗装 [1/72サボイアS.21F]

飛行艇の底面の塗装に移ります。

アニメを見ると船底はアイボリー系1色で表現されています。
原作本を読んでみてもそれが塗装であったのか
それともニス仕上げだったのかいまいち確認できません。

本機は架空機ですが、デザインの元になった飛行艇があります。
マッキM.33という飛行艇です。しかしこれは金属製の船体で
全体は銀色で船底は黒色だったようです。

資料本にイタリア軍事航空史博物館に木製モノコックボディの
写真が数枚載っていますが、白黒のうえ肝心の底面が写っていないため
どうなっているのかわかりません。
オーストリア=ハンガリー帝国海軍の飛行艇ローナーT1の写真がカラーで載ってます。
これは船底は塗装されており、船体の上半分及び翼端フロートはニス仕上げになってます。
うーん…。

ここはVANの独断と偏見により木目を生かしたニス仕上げにすることにします。
その方が「木でできている>軽い>なんか飛びそう!」
というイメージがよく伝わると思うのです。

さて前置きが長くなってしまいました。制作に移ります。
マスキングした後、クレオスH85セールカラーを吹きます。
DSC00989.JPG

乾燥させたあと色鉛筆で木目を書き込んでいきます。黄土色と茶色を使います。
DSC00994.JPG

まず黄土色を力を入れずにスッスッと滑らせるように全体に書いていきます。
力を入れすぎると下地の塗装が削れてしまいます。
下の画像の右半分が黄土色を書き込んだところです。
DSC00992.JPG

次に茶色をまばらに書いていきます。
そのあとアクリルシンナーを筆に湿らせ、木目にそって表面をなでていきます。
すると色鉛筆が下地に馴染んできます。筆につけるシンナーはごく少量で
ドライブラシのような感覚でささっとやるのがいいようです。
シンナーをつけすぎると全部溶けてしまいますので注意です。
DSC00996.JPG

クリア塗料で「ニス」を作ります。
X-19スモーク、X-26クリヤーオレンジ、X-27クリヤーレッドを5:3:1くらいの割合で
混合しました。だいたい目分量です。調合後、シンナーで少し薄めておきます。
DSC00997.JPG

ニスを船底に吹き付けていきます。クリア塗料は乾燥するにつれて色が濃くなっていくようです。
まずは薄く吹き付けて乾燥させ、色の調子を見ながら吹き付けていきます。
ニスは多少ムラがある方が木の感じが出ると思います。
DSC01001.JPG

マスキングをはがします。こんな感じになりました。
DSC01004.JPG
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。