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参考資料 [1/700雪風(就役時)]

アマゾンで参考資料を購入してみました。

光人社刊 雑誌「丸」編集部編 「図解軍艦シリーズ4 図解 日本の駆逐艦」
光人社刊 雑誌「丸」編集部編 「ハンディ版 日本海軍艦艇写真集 17 
駆逐艦 初春型・白露型・朝潮型・陽炎型・夕雲型・島風」
の2冊です。

「図解 日本の駆逐艦」は各艦型を各構造部ごとに分けて詳しく解説しています。
図面、イラスト、写真も多く、艦の構造を知るのにとても参考になります。
個人的には、巻末にある昭和2年から20年までの水雷戦隊編成表が大収穫でした。

「日本海軍艦艇写真集」は各駆逐艦の貴重な写真を集めており、細部を知る上で
参考になります。ただ、ハンディ版であるため画像が小さいのが難点です。
しかしながら特別輸送艦時代の雪風の全体写真が2枚掲載されており
今後の制作資料としてとても参考になります。

DSC01215.JPG

制作の状況です。
前回、雪風を完成させたあと、改めて考えてみるとおかしい点がありました。
船首楼から一段下がった部分から第1煙突のあたりまでの甲板上です。
ピットロードのキットではリノリウムのモールドになってますが
タミヤ、ハセガワの1/350キットでは滑り止めの縞鋼板になっています。
前回製作中はあまり深く考えず、キットのとおりリノリウムにしてしまいましたが
どちらが正しいのでしょうか?
「図解 日本の駆逐艦」で調べてみると、直接甲板の構造を示す解説はありませんが
陽炎型「野分」の艦橋廻り平面図の中では左舷端に「流し場」と表記のある区画があり
それ以外は縞鋼板になっています。
タミヤ、ハセガワのキットもそれに準じているようです。

前回の雪風と整合性がとれなくなりますが、今回はこの図面にしたがって
リノリウムではなく縞鋼板にしてみたいと思います。
手順は以下の通りです。

1)まず、リノリウム押さえ金具、ラッタルのモールド、主マストのガイドモールドを
  削り取ります。
2)次に左舷端に流し場の区画をのばしランナーで区切ります。
3)甲板上のなるべく広い部分におゆまるを押しつけ、縞鋼板のモールドを写し取ります。
DSC01224.JPG

4)おゆまるで型取りした縞鋼板モールド上に瞬間接着剤を
  均一に薄く塗り拡げて乾燥させます。
5)乾燥硬化したら慎重にはがし、デザインナイフでカットして隙間のないように
  縞鋼板のモールドを貼付けていきます
6)主マストのガイドモールドの代わりにピンバイスでガイド穴を軽くあけておきます。
DSC01220.JPG

瞬間接着剤で作ったモールドが透明なため、画像ではわかりづらいですね。
あとでサフを吹いてみます。
まあ、最終的には魚雷格納箱でほとんど隠れちゃうんですけどね…。

しかしなぜピットロードのキットはリノリウムなのでしょうか。
きっと何かしらの根拠があるはずです。
陽炎型は全19隻、類似の船体を持つ夕雲型も全19隻あり
その中にはリノリウム張りの艦もあったのかもしれません。
VANのような半可通ではその根拠にたどり着く事はできませんでした。

今回はここまでです。


図解 日本の駆逐艦 (図解・軍艦シリーズ)

図解 日本の駆逐艦 (図解・軍艦シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 1999/05/01
  • メディア: 単行本




駆逐艦 初春型・白露型・朝潮型・陽炎型・夕雲型・島風 (ハンディ判 日本海軍艦艇写真集)

駆逐艦 初春型・白露型・朝潮型・陽炎型・夕雲型・島風 (ハンディ判 日本海軍艦艇写真集)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 1997/10/01
  • メディア: 単行本



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