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船体の工作(2) [1/700睦月]

タンブルフォームというと、1900年前後のフランス艦(巡洋艦松島、厳島、橋立)とか、
アニメですけど、未来少年コナンでダイス船長が乗ってたバラクーダ号とか。
そんな極端な例しか頭にありませんでした。
なるほど、よく見てみると睦月型駆逐艦も、艦の中央付近の乾舷が
上甲板から喫水線にいくに従って広がっていますね。
ふと気になって他の駆逐艦も調べてみると、
明治時代の水雷艇、駆逐艦からこの睦月型まで、踏襲されてきた船形だったようですね。

船体を修正します。図面とかそういうのはないので、
画像をたよりに「だいたいこんな感じ」で修正していきます。

0.3ミリプラ板を舷側に貼付けていきます。
第2煙突付近が一番高くなるようにしています。最大3枚重ねています。
喫水線にある2カ所の黒いサインペンの印は、
「この辺りで角度が逆転するよー」という目安です。
DSC02875.JPG

タミヤのベーシックパテを盛って、十分乾燥させた後、
棒ヤスリでガシガシ荒削り。その後800番の耐水ペーパーで水研ぎします。
DSC02882.JPG

パテを盛っては削り、盛っては削りしながら、徐々に形を整えていき、
最後にタミヤのスーパーサーフェイサーをやや厚吹きして、小さなキズを埋め、
1500〜2000番の耐水ペーパーで表面を整えます。
DSC02885.JPG

最後に、マスキングしてタミヤのファインサーフェイサーを吹き、
鋼板の合わせ目を表現しました。
DSC02895.JPG

ぱっと見て、どこがどう変化したのかビミョーすぎてわかりにくいですね…。
この角度ならわかるかな?
DSC02902.JPG

上から見て、上甲板から喫水線までのギャップは片舷につき目測で最大約0.4ミリです。
700倍すると280ミリ。こんなもんでしょうか…。
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知苦労度

こんばんは。
早速船体の修正作業をされたのですね。
なんだか私のコメントで余計な作業を増やしてしまったみたいで、申し訳ありません。
実は、私も睦月型駆逐艦のキットを現在制作中です(まあ、一月ですから…w)。
あ、PTではなくハセガワのキットのほうです。
そのうち制作状況を掲示板にアップしようと思います。

> 図面とかそういうのはないので
学研の歴史群像シリーズ『睦月型駆逐艦』(現在○mazonで在庫あり)に、公式図面が添付されています。
内訳は、「三日月」船外側面および上部平面艤装図、「三日月」船内側面図、「長月」諸要部切断図 で、制作の参考になると思います。


by 知苦労度 (2010-01-07 23:22) 

VAN

知苦労度さま、こんばんは。

>なんだか私のコメントで余計な作業を増やしてしまったみたいで、申し訳ありません。
いえいえ、そんなことないですよ。楽しみながら作業できましたし。
それに、より実物に近づいたことで、満足度もアップしております。
情報を頂けたことに感謝しております。

>私も睦月型駆逐艦のキットを現在制作中です
おおお、それはとても楽しみです!期待してますよー!

>学研の歴史群像シリーズ『睦月型駆逐艦』
あら、断面図も載ってましたか。
実は近所の本屋に一冊置いてあって、立ち読みしたんですが
「図解 日本の駆逐艦」と大差ない内容に思えたので買わなかったですよね。
もう一度立ち読みに行かねば…。^^;

by VAN (2010-01-07 23:54) 

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