ヨコスカサマーフェスタ2013に行ってきました(1) [見学記]
8月3日に行われたヨコスカサマーフェスタ2013に行ってきました!
今回と次回の2回にわたってその様子をリポートしたいと思います。
今回は横浜から京急を使って汐入駅で下車。ヴェルニー公園を15分ほど歩いて行きました。
途中、公園と反対側のバースに「そうりゅう型」潜水艦を発見。初めて見ました。
現地には8時過ぎに到着。列に並びました。
今回の公開艦艇は、AGB-5003「しらせ(II)」、DDG-175「きりしま」、なんと!DD-116「てるづき」それと事前申し込み者のみ公開のSS-590「おやしお」です。
DD-116「てるづき」
いやー本当に来て良かった…。眼福眼福。
「あきづき型」から装備された新しい対魚雷防御策。
投射型静止式ジャマー
自走式デコイ(右舷側のみ1基)
この2つの装備の運用方法がよくわからなかったので乗組員の方にお話を聞いたところ、
接近する魚雷に対し、
①静止式ジャマーを投射。大音響のノイズを発生させ、
音紋を頼りに接近する魚雷をかく乱する。
②自走式デコイを発射。対象艦と類似の音紋を出して欺瞞。
接近する魚雷を脅威の範囲外まで誘導する。
ということだそうです。
少し見切れてますが、接舷している「むらさめ型」と比べると、やはり「あきづき型」の方が幅が広いことががわかります。
※「てるづき」の詳細なディティールは次回アップします。
DDG-175「きりしま」
昨年「ちょうかい」を見学したので、今回は細かい部分は割愛します。「ちょうかい」は艦内含め様々な部分を見ることができましたが、今回の「きりしま」は上甲板だけしか見て回れませんでしたので、少し物足りなさを感じました。
「しらせ(II)」は昨年も見たので今回はパスしました。
その他の展示は昨年同様救難ヘリのデモがあったり、
タグボートの展示があったり。
その他、高速機動艇の試乗がものすごいスピードで超楽しそうでした!次来たときは乗ってみたい!
そんな中、艦名を消された退役艦がひっそりと佇んでいました。
今年4月1日付で退役したDD-125「さわゆき」だと思います。お疲れ様でした。
サマーフェスタに来たら必ず昼食にカレーを食べます。一食500円
肉少なめ、人参多め、福神漬けなし。なんか年々しょぼくなってる気がするんですけど…。
これは2006年のカレー。
今年も午後から第2術科学校オープンスクールに行ってきました。
構内にある歴史保存エリア。
海上自衛隊創設時のPF艦に搭載されていた蒸気レシプロ機関。
元は旧海軍の雑役船の主機として使用されていたものだそうです。
事前にホームページで発表されていた公開授業の中から2つの講義を聴講しました。
「艦艇建造の流れ」
建造計画から仕様、設計、調達、建造、進水式、艤装、公試、引渡しまでの流れを、マイホームの建築に例えて分かりやすく説明していいただきました。
VANとしてはもっと技術的な突っ込んだ話が聞きたかったのですが、一般的すぎて少し期待とは違うものでした。でも進水式の時なぜバウソナーを付けてないのか、その理由が分かったのは収穫でした。
「スターリングエンジンの原理」
「そうりゅう型」のAIP(非大気依存型推進装置)として制式採用されたスターリングエンジンについて、その歴史と原理についての講義でした。
カルノーサイクルと聞いてピンと来る人もいるかと思いますが、原理そのものは200年ほど前から存在していたもので、20世紀後半に入ってようやく実用的な機関が出てきました。
スターリングエンジンは潜航時間を延長する補機として、静粛性、高効率性、安全性等の利点がある、というお話でした。
学生時代に熱力学の評価が「C」だったVANにも分かりやすい講義でした。でも、もうちょっと勉強しておけば良かったと後悔。
小型のモデルを使用したデモンストレーション。
下の白いカップにお湯を入れ黒い板の上に氷を置くと、クランクシャフトを通じて白い円盤が回ります。聴講客の食いつきがすごい!質疑応答も活発に行われ、みんな興味津々なんだと感じました。
今回のオープンスクールも大変楽しいものでした。ただ、ホームページで発表されたタイムスケジュールが分かりにくかったのがマイナスでした。表では上に書いた2つの講義が1つの講義の様に書かれていていましたが、実際には2つの講義を交互に行うというものでした。他の講義も見たかったのですが予定が狂ってしまいました。
オープンスクールの講義を聴いた後再びメイン会場に戻り、再度「てるづき」に乗艦。そこで「蛍の光」が流れ出すのを聞きました。
今年のサマーフェスタも楽しいものでした。海上自衛隊の皆様ありがとうございました。
近年公開する艦艇が少なく、且つ正面装備だけになっているのが気になります。以前あった掃海艇や多目的支援艦、補給艦等の補助艦艇の公開を復活してほしいです。サマーフェスタは正面装備だけではなく、普段日の目を見ない縁の下の力持ちの活動も知ってもらういい機会だと思います。
日も陰り、基地を出てヴェルニー公園で涼んでいると、先ほどまで公開されていた「おやしお」が曳航されてきました。VANも自分のバースに戻ります。
次回はモデラーのための「てるづき」ディティール集です。
今回と次回の2回にわたってその様子をリポートしたいと思います。
今回は横浜から京急を使って汐入駅で下車。ヴェルニー公園を15分ほど歩いて行きました。
途中、公園と反対側のバースに「そうりゅう型」潜水艦を発見。初めて見ました。
現地には8時過ぎに到着。列に並びました。
今回の公開艦艇は、AGB-5003「しらせ(II)」、DDG-175「きりしま」、なんと!DD-116「てるづき」それと事前申し込み者のみ公開のSS-590「おやしお」です。
DD-116「てるづき」
いやー本当に来て良かった…。眼福眼福。
「あきづき型」から装備された新しい対魚雷防御策。
投射型静止式ジャマー
自走式デコイ(右舷側のみ1基)
この2つの装備の運用方法がよくわからなかったので乗組員の方にお話を聞いたところ、
接近する魚雷に対し、
①静止式ジャマーを投射。大音響のノイズを発生させ、
音紋を頼りに接近する魚雷をかく乱する。
②自走式デコイを発射。対象艦と類似の音紋を出して欺瞞。
接近する魚雷を脅威の範囲外まで誘導する。
ということだそうです。
少し見切れてますが、接舷している「むらさめ型」と比べると、やはり「あきづき型」の方が幅が広いことががわかります。
※「てるづき」の詳細なディティールは次回アップします。
DDG-175「きりしま」
昨年「ちょうかい」を見学したので、今回は細かい部分は割愛します。「ちょうかい」は艦内含め様々な部分を見ることができましたが、今回の「きりしま」は上甲板だけしか見て回れませんでしたので、少し物足りなさを感じました。
「しらせ(II)」は昨年も見たので今回はパスしました。
その他の展示は昨年同様救難ヘリのデモがあったり、
タグボートの展示があったり。
その他、高速機動艇の試乗がものすごいスピードで超楽しそうでした!次来たときは乗ってみたい!
そんな中、艦名を消された退役艦がひっそりと佇んでいました。
今年4月1日付で退役したDD-125「さわゆき」だと思います。お疲れ様でした。
サマーフェスタに来たら必ず昼食にカレーを食べます。一食500円
肉少なめ、人参多め、福神漬けなし。なんか年々しょぼくなってる気がするんですけど…。
これは2006年のカレー。
今年も午後から第2術科学校オープンスクールに行ってきました。
構内にある歴史保存エリア。
海上自衛隊創設時のPF艦に搭載されていた蒸気レシプロ機関。
元は旧海軍の雑役船の主機として使用されていたものだそうです。
事前にホームページで発表されていた公開授業の中から2つの講義を聴講しました。
「艦艇建造の流れ」
建造計画から仕様、設計、調達、建造、進水式、艤装、公試、引渡しまでの流れを、マイホームの建築に例えて分かりやすく説明していいただきました。
VANとしてはもっと技術的な突っ込んだ話が聞きたかったのですが、一般的すぎて少し期待とは違うものでした。でも進水式の時なぜバウソナーを付けてないのか、その理由が分かったのは収穫でした。
「スターリングエンジンの原理」
「そうりゅう型」のAIP(非大気依存型推進装置)として制式採用されたスターリングエンジンについて、その歴史と原理についての講義でした。
カルノーサイクルと聞いてピンと来る人もいるかと思いますが、原理そのものは200年ほど前から存在していたもので、20世紀後半に入ってようやく実用的な機関が出てきました。
スターリングエンジンは潜航時間を延長する補機として、静粛性、高効率性、安全性等の利点がある、というお話でした。
学生時代に熱力学の評価が「C」だったVANにも分かりやすい講義でした。でも、もうちょっと勉強しておけば良かったと後悔。
小型のモデルを使用したデモンストレーション。
下の白いカップにお湯を入れ黒い板の上に氷を置くと、クランクシャフトを通じて白い円盤が回ります。聴講客の食いつきがすごい!質疑応答も活発に行われ、みんな興味津々なんだと感じました。
今回のオープンスクールも大変楽しいものでした。ただ、ホームページで発表されたタイムスケジュールが分かりにくかったのがマイナスでした。表では上に書いた2つの講義が1つの講義の様に書かれていていましたが、実際には2つの講義を交互に行うというものでした。他の講義も見たかったのですが予定が狂ってしまいました。
オープンスクールの講義を聴いた後再びメイン会場に戻り、再度「てるづき」に乗艦。そこで「蛍の光」が流れ出すのを聞きました。
今年のサマーフェスタも楽しいものでした。海上自衛隊の皆様ありがとうございました。
近年公開する艦艇が少なく、且つ正面装備だけになっているのが気になります。以前あった掃海艇や多目的支援艦、補給艦等の補助艦艇の公開を復活してほしいです。サマーフェスタは正面装備だけではなく、普段日の目を見ない縁の下の力持ちの活動も知ってもらういい機会だと思います。
日も陰り、基地を出てヴェルニー公園で涼んでいると、先ほどまで公開されていた「おやしお」が曳航されてきました。VANも自分のバースに戻ります。
次回はモデラーのための「てるづき」ディティール集です。
僕も行きました。
てるづきは嬉しい驚きでしたね。 ご同様に細部写真撮りまくりしてきました。
高速艇は運よく30分位の待ち時間で乗れましたがすごい迫力でしたよ。ビデオ撮っていたのですが、途中からは手摺に捉まるので必死で、後で見直したら明後日の方向を撮っていました。(笑) 並んでもお勧めですわ。
また、スターリングエンジンの授業とか同じとこ見てますね。しらせも同じく省略したし。汗
by 低空飛行 (2013-08-04 22:36)
低空飛行さん、こんばんは。
"また"ニアミスですか!?!?
「てるづき」良かったですよね。VANも端から端まで舐め回すように見てきました。というか他の艦はほとんど目に入ってませんでした。「きりしま」に乗っても「てるづき」ばかり撮ってました。
スターリングエンジンの講義も興味深くて面白かったですね。
高速機動艇乗ったんですね。いいなあ…。桟橋から見ててもすごい面白そうでしたもん。次はぜひ乗ってみたいと思います!
by VAN (2013-08-04 23:13)