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艤装(2) [1/700阿武隈]

艤装の続きです。

艦載艇の制作です。
小型発動機艇はジャンクパーツの中から見つけましたが、大型発動機艇がありません。
大型の艦船を作っている人なら1つや2つは余っていると思いますが、
VANは大型艦を作った事がないので持ってません。
装備品セットでは私の知る限りピットロードから出ていますが、
1,000円弱します。大発だけ取るのに1,000円はちと高いです。
そう思いながら模型店の棚を物色していると、ちょうどいいのがありました。
静協のタグボートセットです。これなら400円くらいで手に入ります。
ただし、ウォーターラインなので船底がありません。
そこで、0.5ミリのプラ板で船底を作りました。
のばしランナーで舷側のモールドを追加しました。
DSC01688.JPG

その他の艦載艇は、11m、12m内火艇を降ろし、11m、12m内火ランチを搭載。
9mカッター1艘を降ろし、11m内火ランチを搭載しました。
「こうだった」というような資料はないですが、大量の兵員を、
とにかく迅速に収容するという作戦内容を考えてこうしました。(※1下記追記参照)
DSC01704.JPG

カタパルトはジョーワールドの阿武隈用エッチングパーツを使用しました。
多摩の方でファインモールドのカタパルトを使用しましたが、
精密さではこちらの方に軍配が上がります。
キスカ島の湾内に入った阿武隈の画像を見ると艦載機は搭載していないようなので、
飛行艇は乗せない事にします。
DSC01697.JPG

14cm単装砲です。砲身が若干太めなので、耐水ペーパーをかけてやや細くしました。
キャンバスの部分ですが、はじめはエポキシパテで作ってみようとやってみましたが
どうもうまくいかず、軽巡多摩同様にティッシュペーパーと木工用ボンドで作る方法に
変更しました。個人的にはこっちの方が手軽でやりやすいです。
この単装砲はポリキャップにはめ込まれるようになっており、
自在に砲塔が回転するようになっていますが、
知苦労度氏もご指摘のとおり、この部分がたいへんきつくなっていて、
取付時に破損してしまう恐れがあります。
よって、サンドペーパーかナイフで砲塔の軸を削り、
少し細くしてから取付ける事をお勧めします。
VANもサボイア制作時の悲しいトラブルを思い出して、事なきを得ました!
DSC01707.JPG

後部甲板に土嚢と7cm野戦高角砲を取付けました。
野戦高角砲はジャンクパーツからそれらしいものを取付け、
土嚢はエポキシパテから作りました。(※2下記追記参照)
DSC01727.JPG

ほかラジアルダビット、荷役用ダビットを取付けました。艦首、艦尾側から見た時、
並びがガタガタにならないよう気をつけましょう。
ダビットはエッチングパーツですが、今月下旬にファインモールドの
ナノドレッドシリーズでラジアルダビットセットが発売されるようです。
今後機会があればそちらも使ってみたいですね。
エッチングパーツは組み立てるのがけっこうめんどくさいです。
DSC01721.JPG

だいぶ軍艦らしくなってきました!

(※1追記)艦載艇および追加搭載舟艇について
「大発1隻、小発1隻」を追加搭載し、既存の艦載艇を大幅に入れ替えましたが、
「機密水雷部隊命令作第四号」において、撤収作戦要領が示されており、それによれば
阿武隈は「小発2隻」を追加搭載する、となっています。
また、兵員の収容手順について「阿武隈は自艦小発2隻、現地大発4隻」を使用する、
としています。
それ以外の艦載艇を使用する要領になっていないことから、
元からあった艦載艇については変更はなかったものと考えます。
詳細はアジア歴史資料センターから
「昭和18年6月1日〜昭和18年7月31日 第1水雷戦隊戦時日誌(3)」
(レファレンスコード:C08030084600)P.12〜14を参照ください。

(※2追記)後部甲板に設置された野戦高角砲について
実際には、松の丸太で5角形状に組まれた防盾の中心に、野戦高角砲が設置されており、
その間に砂嚢(土嚢)が敷き詰められていました。
詳細はアジア歴史資料センターから
「昭和18年7月22日〜昭和18年8月31日 第1水雷戦隊戦時日誌 戦闘詳報(3)」
(レファレンスコード:C08030085100)内、P.26〜28
「軽巡後甲板七糎野戦高角砲仮装備要領(阿武隈ノ例)」を参照ください。
(追記終わり)2010/01/28


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