SSブログ

駆逐艦睦月 完成 [1/700睦月]

最終回になりました。前檣後檣を取付け、デカールを貼って完成です。

大日本帝国海軍 駆逐艦 睦月 (1941年7月 パラオ)
IJN Destroyer MUTSUKI (July 1941 at Palau)
DSC03153.JPG
DSC03135.JPG
DSC03112.JPG
DSC03119.JPG

各部詳細。
DSC03113.JPG
DSC03131.JPG
DSC03133.JPG
デカールは付属のものをそのまま使用しましたが、駆逐隊番号「30」が大きすぎですね。
いろいろと比べてみると、海上自衛隊の艦番号の大きさがちょうどいいようなので、
デカールのある方はそちらを使ってみるといいでしょう。
旭日旗は紙製のちょうどいい大きさのがなくなってしまったので、現在取り寄せ中です。
手に入り次第取付けます。

こうして比べてみると結構小さいですね。作っている間はそうは思いませんけど。
DSC03125.JPG

睦月に試験的に採用された迷彩の評価から、第5艦隊艦船の塗装に採用されたそうです。
軽巡洋艦多摩と並べてみます。
DSC03163.JPG

シマシマです。
DSC03158.JPG

(ピクッ!) おまえのことじゃないよ〜。
DSC02869.JPG

消化できなかった項目について記しておきます。
・パラオで撮影された睦月の画像を見ると、
 後檣に斜めに支柱が入っているように見えますが、
 はっきりしないため取付けしていません。
・ツラギで大破着低した菊月の画像から、
 蒸気捨て管の先端形状がY型に分岐している事がわかっています。
 睦月についてははっきりと形状がわからないため、そのままとしました。
・煙突の識別帯について、等幅の白線3本としましたが、
 前述の画像を見てわかるとおり、上から細い白線2本に太い白線1本です。
 当時睦月は第4艦隊第6水雷戦隊第30駆逐隊に所属していました。
 第6水雷戦隊は、第29駆逐隊と第30駆逐隊の2隊で編成されており、
 細線3本表示というのは考えにくいです。
 おそらく、上の細線(1〜2本)で駆逐隊の席次、
 下の太線で第4艦隊第6水雷戦隊を表していたものと推測します。
・細かい事ですが「流し場」の色って何色でしょう?
 わからなかったのでそのまま軍艦色で塗りつぶしてしまいましたが。謎です。
 雪風のときは1/350の作例にならって、リノリウム色で塗装しました。
 戦艦三笠は花崗岩のようなコンクリートのような素材でできており、明灰色でした。

反省点です。
・上部構造物に使用した手摺と、舷側に使用した手摺の精度がやはり違いすぎます。
 棒とチェーンの違いにこだわった結果ですが、
 思い切って統一した方がよかったかもしれません。
・12cm単装砲について、砲身が短く感じたため延長しましたが、
 2番砲を取付けたところ、前にある第1煙突と干渉してしまいました。
 なんとか調整して取付けましたが、よく検討してみると、
 どうも砲身が短いのではなく、防盾を含む砲全体が大きいようです。
 これをデフォルメの範疇と捉えるかどうかは難しいところですが、
 スケールを重視するならば、砲全体を小さく作り直す必要があります。
・艦橋両舷フライングデッキの支持板について、
 キットのパーツをそのまま使用して取付けましたが、仕上がりがあまりよくないです。
 パテやプラ板等でステージを拡張して、支持板も薄いプラ板等で作り直して、
 その下に潜り込ませるようにすれば良かったと今になって思います。
 もっと事前の検討を行うべきでした。


いろいろと消化不良のところもありますが、反省点は次回に生かすという事で。
とりあえずは、睦月の特殊な塗装状態を再現できて満足です。
特型以前の駆逐艦が持つ、円や曲線を多用した独特のデザインが気に入っています。
特に、知苦労度さんの助言を得て、タンブルフォーム独特の形を再現できたことには
とても満足しています。知苦労度さん、ありがとう!

エッチングパーツはまだ峰風型神風型の分が残っていますので、
いつになるかわかりませんが、そのうち作りたいです。


DSC03129.JPG
結局、学研の睦月型駆逐艦の本買っちゃいました。(睦月完成後に)
それなら最初から買っとけよー!

駆逐艦睦月を作る ー完ー

(追記)増設された機銃について、25ミリ連装機銃から13ミリ連装機銃に換装しました。

機銃はファインモールドのエッチングパーツを使用しました。
左が25ミリ連装機銃、右が13ミリ連装機銃です。
DSC03167.JPG

旭日旗も届いたので取付けました。
DSC03181.JPG
(追記終わり)2010/02/16



ピットロード 1/700 日本海軍 睦月型駆逐艦 睦月 フルハル付

ピットロード 1/700 日本海軍 睦月型駆逐艦 睦月 フルハル付

  • 出版社/メーカー: ピットロード(PIT-ROAD)
  • メディア: おもちゃ&ホビー





ピットロード 1/700 日本海軍 駆逐艦 睦月/神風/峯風型用 エッチングパーツ PE161

ピットロード 1/700 日本海軍 駆逐艦 睦月/神風/峯風型用 エッチングパーツ PE161

  • 出版社/メーカー: ピットロード(PIT-ROAD)
  • メディア: おもちゃ&ホビー



nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 4

terry

どもっ。
睦月完成おめでとうございます。ペンと比べるとやっぱり小さいですね~。
シマシマ迷彩が美しいです。私も迷彩トライしたいです。

でも、なぜに南方で白の迷彩したんでしょうかね~。
ではっ。

by terry (2010-02-14 03:08) 

VAN

terryさん、こんにちは。

>睦月完成おめでとうございます。
ありがとうございます!

>でも、なぜに南方で白の迷彩したんでしょうかね~。
睦月の迷彩は測距儀の計測距離を誤読させるのが
主な目的だと思います。
一方、多摩の迷彩は全体のシルエットをボカすのが主目的
であるように思います。
多摩の迷彩は睦月の実験結果を参考にしたそうですが
同じような迷彩でも、目的が微妙に異なっているみたいですね。

>私も迷彩トライしたいです。
HMSアーガスのシマシマ迷彩を是非おねがいします!!
by VAN (2010-02-14 17:40) 

知苦労度

こんばんは。
駆逐艦「睦月」の完成、おめでとうございます。
細部の作り込みと迷彩塗装の華やかさがうまくマッチした、素晴らしい作品ですね。
早速画像を保存させていただきました。

駆逐隊番号デカールが大き目なのは、ピットロードらしいといえますが、個人的に少々気になるところです。
こちらの「夕月」では、悩んだ末デカールを使わず、手書きにすることにしました。

> 「流し場」の色
これは私もよくわかりませんね。
『図解 日本の駆逐艦』によると、特型駆逐艦ではチーク張りだったみたいですが…。

学研の『睦月型駆逐艦』、買いましたね(笑)。
これを読むと、戦時中の同型艦を模型で再現したくなりませんか?
私は積んであるピットロードのキットでいつかは…と考えております。
by 知苦労度 (2010-02-15 22:16) 

VAN

知苦労度さん、こんばんは。

>駆逐艦「睦月」の完成、おめでとうございます。
ありがとうございます。
知苦労度さんの助言のおかげもあって、
より完成度の高いものにすることができました。
ただ、エッチングパーツの曲げ加工部分がうまくいかず
独特のカーブが再現できなかったのが少し残念なところです。

>学研の『睦月型駆逐艦』、買いましたね(笑)。
はい…。最初から買っておけば良かったと、
今になって後悔しています。

>これを読むと、戦時中の同型艦を模型で再現したくなりませんか?
なりますね〜。
今回は昭和に入ってからの睦月にしましたが、
性能改善前の「第○号駆逐艦」と呼ばれていた頃の
角張った艦橋形状にも魅力を感じていて、
番号順にずら〜っと並べたら面白いだろうなあ、なんて
思ってたりもします。
いや、思ってるだけですけど…。^^;
by VAN (2010-02-16 20:55) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。